ドイツの砂糖・シロップの種類・特徴・効能まとめーきび砂糖,てんさい糖,黒糖etc.

スーパーにたくさん並んでいるお砂糖、どれがどんなもので、どのような用途で使うべきなのかわからない・・・ということで、よく見るお砂糖・シロップ類をいくつか調べてみました。

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砂糖の原料

一般的に流通しているお砂糖は、主に甘しょ(サトウキビ)から作られる「甘しょ糖」と、てんさい(サトウダイコン、ビート)から作られる「てんさい糖」に分類されます。

サトウキビは熱帯・亜熱帯圏の中南米・アジア・アフリカの国々が主な原産地で、てんさいは主にヨーロッパのフランス・ドイツなどが原産地であることから、日本ではサトウキビを原料とするお砂糖、ドイツではてんさいを原料とするお砂糖が多く出回っています。

ちなみに、原料に違いはありますが、絞ったり精製したり不純物を取り除いたりすることでたいだい見た目は同じようなお砂糖になります。

それぞれのお砂糖のドイツ語での呼び方は、各お砂糖の解説を御覧ください。

ドイツで売っている主な砂糖

砂糖はドイツ語でZucker(ツッカー)と言います。スーパーのお砂糖コーナーには、様々なブランドから多種多様なお砂糖が販売されています。値段は一番安い白砂糖で€0.5/1kg~未精製糖などの€3/500gとピンきりです。

Weißer Zucker(白砂糖)/Raffinierte Zucker (精製糖)

スーパーで一番安いお値段で売られている砂糖が、白砂糖です。パッケージにはRaffinierte Zuckerと書いてあることが多いです。精製糖という名前の通り、不純物を徹底的に取り除いたお砂糖なのでミネラル分はほぼゼロで、言ってしまえばただの甘い粒。

良いところを一つ挙げるとすれば、お砂糖そのものの風味は弱く色も真っ白なので、素材の風味や色を生かしたい料理(ケーキなど)に適しています。

Brauner Zucker(ブラウンシュガー)

茶色だからちょっと健康そう、と思いきや、栄養的なメリットは白砂糖と同じくほぼないのがこのブラウンシュガーです。

ブラウンシュガーは製造過程で煮詰められることによって色が変わったり、あるいはカラメルなどを足して意図的に着色しているものが多いです。原材料表記を見てみると、ばっちりKaramelって書かれてあります。

ちなみに、日本では茶色のお砂糖=ブラウンシュガーと呼ばれているので、黒糖やきび砂糖などもこの部類に含まれます。

Rübenzucker(てんさい糖)

サトウダイコンやビートなどのてんさいを原料としたお砂糖です。ドイツのてんさい糖は、主にヨーロッパ、アメリカ、カナダが原産地です。ドイツで売られているZuckerは、特別な表記がない限りてんさい糖だそうです。

てんさい糖=身体に良いというイメージがありますが、てんさい糖であっても精製された白砂糖はせっかくのミネラル分が取り除かれてしまっているので、栄養価はほぼゼロです。

Rohrzucker(甘しょ糖・きび砂糖)

サトウキビを原料としたお砂糖です。てんさい糖がメインのドイツでは、甘しょ糖はわざわざ表記されているのが一般的です。てんさい糖と同様、精製されたものはミネラルはほぼゼロです。

Roh-Rohrzucker(生甘しょ糖)

同じ甘しょ糖でも頭にRohがついたRoh-Rohrzuckerは、未精製の甘しょ糖(きび砂糖)・・・と言いたいところですが、精製が一回だけ行われたお砂糖です。精製が一回だけなので精製糖よりも幾分ミネラルが含まれています。スーパーでもよく見かけるお砂糖ですね。

お米で例えると精製糖が白米なら、Roh-Rohrzuckerは五分づきといったところでしょうか。

Voll-Rohrzucker(未精製の甘しょ糖・黒糖)

未精製の甘しょ糖(きび砂糖)です。お米なら玄米です。ミネラル・ビタミンが豊富に含まれています。精製されたお砂糖よりもコクが強く、色も濃い茶色です。普通のスーパーではあまり見かけませんが、Bio(オーガニック)スーパーには置いてあります。

精製しない分手間がかかっていないはずなのに精製糖よりも倍以上のお値段がするのは何故なんでしょうね。

Kokosblütenzucker(ココナッツシュガー)

他のお砂糖よりも健康という理由から注目されているココナッツシュガー。ビタミン・ミネラルを豊富に含み、血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。ただし、詳細な栄養価はブランドによって異なります。

未精製のお砂糖のようにコクがありますが、いわゆるココナッツ味はさほど強くありません。ココナッツシュガーは他のお砂糖と1:1で置き換えることができますが、溶けづらいためよく混ぜる必要があります。

また、健康と言ってもカロリーは他のお砂糖と同じくらいですし、ビタミン・ミネラルも他の砂糖と比べて多い、というレベルなので「ココナッツシュガーは健康だからどれだけ摂っても大丈夫」と考えるのは危険です。

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自然由来のシロップ系

お砂糖に並んでたくさん種類があるのがはちみつを始めとするシロップです。こちらも日本よりも多くの選択肢があるので、いくつか紹介します。

Honig(はちみつ)

はちみつ、と一言で言ってもその元となる花によって色々と種類があります。代表的なものは以下の通りです。

  • Blütenhonig:植物の花蜜に由来するはちみつ。
  • Akazienhonig:Akazie(アカシア)が元となるはちみつ。さらっとしていて固まりづらい。他のはちみつより甘さ控えめ、マイルドな味で紅茶やミューズリーなどに合う。
  • Orangenblütenhonig:オレンジのはちみつ。シトラスの香りがする。パン、紅茶、ヨーグルトに合う。
  • Waldhonig:直訳すると「森のはちみつ」。花蜜ではなく樹木の蜜から出来たはちみつ。日本では甘露蜜、甘露ハチミツと呼ばれている。香りが高く、コクがある。同じようなはちみつとしてTannenhonig(モミのはちみつ)もある。
  • Edelkastanienhonig:Kastanie(栗)のはちみつ。甘さが強く、渋みも少しあります。紅茶やミューズリー、パンによく合う。
  • Heidehonig:ヒース(エリカ)のはちみつ。強い香りが特徴。

Ahornsirup(メープルシロップ)

カエデの樹液を煮詰めて作った天然の甘味料。ミネラルやビタミンがバランス良く含まれている。ただし、開封するとカビが生えやすいそうなので冷蔵保存がおすすめ。

Agavendicksaft(アガベシロップ)

アガベという植物から作られたシロップ。メープルシロップと並んでよく売られている。砂糖やはちみつよりも甘みが強いため少量でも十分な甘さを感じることが出来る。GI値(糖質の吸収度)が低い低GI食品。健康に良い・悪いは諸説ありますが、個人的には「良かろうが悪かろうが取りすぎはだめ」と思っています。

Dattelsirup(デーツシロップ)

甘~い植物デーツから出来たシロップ。サトウキビよりもカロリーが低く、消化を助ける作用がある一方、フラクトースが多く含まれている点には注意が必要。

Reissirup(ライスシロップ)

お米を原料とした甘味料。「自然で良さそう、お米だし」というイメージを持ちますが、ビタミン・ミネラルなどの栄養はほぼ含まれない、言ってしまえばただの甘い汁。GI値が高く、血糖値を急上昇させる危険性もある。ただし、フラクトースが含まれていないためフラクトース不耐症の方にとってはメリットのある甘味料。

そもそも健康に良いお砂糖なんてあるのか

お砂糖やシロップについて簡単に解説しましたが、ミネラル・ビタミンが含まれているからと言って砂糖=健康によいものであるとは、私は思っていません。

砂糖はアルコールやタバコと同じように中毒性のあるもので、大量の砂糖を日常的に摂取し続けることで「砂糖を取っていないとイライラする」「毎日甘いものを食べずにはいられない」という状態になります。これは私自身が実感したことで、7ヶ月ほど前にそれを自覚してから砂糖を極力取らないゆる砂糖断ち生活を続けています。

砂糖断ちを始めてから甘い物に対する欲を抑えることが出来るようなり、砂糖の威力と危険性を改めて実感しました。

ゆる砂糖断ち生活についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひ御覧ください。

ただし、これはもちろん私個人の意見です。砂糖と健康に関する議論・意見はネット上でもたくさん扱われているので、それらを調べてみた上でご自身で判断されたら良いと思います。

2件のフィードバック

  1. 2021-02-23

    […] ドイツで買える砂糖・シロップの種類・特徴・効能まとめ […]

  2. 2021-03-15

    […] ドイツの砂糖・シロップの種類・特徴・効能まとめーきび砂糖,てんさい糖… […]

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