ベルリンで砂糖・小麦ゆる断ち生活~始めたきっかけと私が食べているもの~
タイトルの通り、最近小麦と砂糖を極力取らない生活をしています。最近、といってもここ2週間ほどです。小麦や砂糖を完全に悪者扱いするつもりはないのですが、2週間ほどこの食生活を送ってみた感想や体や心に起きた変化、またどうすれば中続きするか、について紹介したいと思います。
始めたきっかけ
もともと甘いものが大好きで、家には常に何かしらの甘味がある状態でした。お腹が空いていないのにそれらについ手が伸びてしまう、ということもよくあり、自分の中でも「あまり良くないな」という感情は持っていました。
そのような状況の中で、ある日そこそこ大きめのクッキー一袋を一気食いしてしまい、いよいよヤバイ!と危機感を持ち、次の日に1日限定で甘いものを食べないということを実践しました。一日やってみた結果、意外と大丈夫そうだったので「せっかくなら続けられるまでやろう」と次の日も継続し、現在2週間が経過しています。
甘いパンへの誘惑も断ち切るため、ついでに小麦もやめています。(ただ、たまに甘くないパンやパスタは食べています)後そういえば最近コーヒーも控えてます。
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身体・心に起きた変化
「砂糖断ち」のキーワードでGoogle検索すると色々な方の体験談が出てくると思いますが、総じて以下のような変化を実感する方が多く、私もだいたい同じような変化が起きました。
- 始めた直後の数日間は頭が痛い(糖分の摂取量が急激に減ったため)
頭痛が回復すると、
- 体が軽い
- 眠りが深くなる(朝すっきり起きられる)
- 疲れづらい
- 食欲をコントロールできるようになる
- いらいらが減る
- お通じが良くなる など
私は過去にも何度かデトックスのために断食や食事制限を行っていたので、序盤に頭が痛くなることは経験済みでした。なので、今回も「来たな」といった感じで自分の身体が正常な状態に戻ろうとする兆候と捉えることが出来ました。
心の変化としては、甘い物に対する欲求が下がったことがあります。砂糖はタバコやアルコールなどと同じように中毒性のあるもので、過剰摂取状態が継続するとそれが「普通」になってしまいます。逆に、一度我慢して砂糖断ちをすることで、その悪循環を断ち切ることできます。
砂糖断ちを始めた最初の数日間は、何か「甘い物」が欲しくてはちみつヨーグルトをよく食べていたのですが、それも数日後にはそこまではちみつヨーグルトを求めなくなりました。最近は、小腹がすいたらナッツやドライフルーツ、たまにヨーグルトを食べています。
私の実践している「砂糖断ち・小麦断ち」のルール
砂糖断ちをしている人は、皆さんそれぞれ独自のルールを持っています。果物やはちみつなど自然由来の糖質を含むあらゆる糖分を取らない方もいれば、砂糖の中でもてんさい糖など一部の糖はOKとして白砂糖のみを対象とする「ゆる砂糖断ち」の方もいます。このへんの個人差はベジタリアンやヴィーガンと同じですね。
私の場合はゆるめです。明確にルールを設定しているわけではありませんが、だいたい以下のような気持ちで食生活を送っています。
- 自炊の際には基本的に砂糖は使わない(ただしどうしても砂糖の甘さが欲しい時には使う)
- はちみつ、果物など自然なものはOK(そうでないと人生が楽しくない)
- パンは基本的に食べない(ただし他に食べるものがない場合には可)
- 手作りのお菓子はOK(美味しいから)
- 砂糖や小麦を含む食べ物を食べる時は、ちゃんと味わう(罪悪感を持たない)
今回の砂糖断ちの目的は、肥大化した砂糖への欲求を自分でコントロールができるレベルにまで下げることであるので、正直ちょっとくらいは取っていいと思っています。
そして食べる時にはちゃんと「美味しいな~」って思いながら食べるようにしています。「砂糖取ってしまった」といった罪悪感があると、美味しいものも美味しく感じなくなると思います。
では何を食べたらいいのか?

玄米とHafer
砂糖だけならまだしも、小麦も制限してしまうと食べるものがけっこう減ります。結果、私は毎日お米(玄米)とお味噌汁と何か(あと一、二)品を食べています。玄米は、小豆を一緒に炊いた「小豆玄米ご飯」で、お味噌汁は適当に野菜を入れて、あとの「何か」は茹でたブロッコリーであったり、炒めたブロッコリーであったり、卵焼きであったり、目玉焼きであったり、たまにお肉や魚も食べます。
大変ありがたいことに、ここはドイツですが玄米も小豆も売っています。少し高いですがお味噌もあります。小豆玄米ご飯は日本に住んでいたころから食べていたのですが、炊飯器で炊くよりも圧力鍋で炊いたほうがお米がぷちぷち、小豆がふっくらして美味しいですね~~~。小豆玄米ご飯にきなこ(無糖)をかけるとおはぎっぽい感じになって、これまた美味しいです。
朝ごはんには以前はパンを食べていたのですが、最近はHafer(オートミール)を食べています。Haferは栄養価も高く、噛みごたえがあるのでお腹にたまります。日本ではあまり見たことないですが・・・成城石井とかに売ってそうですね。Haferはミルクなどで簡単に煮込んで作ります。
私は毎朝Hafer+ミルク+レーズン+(たまに)純カカオで煮込み、バナナなどの果物とちょっとはちみつをかけて食べています。これが美味しくて、毎日(夜から)次の日の朝ごはんが楽しみです。
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始めるコツや長続きさせるコツ
甘い物に限らず、コーヒーやタバコ、アルコールなどに対してちょっと中毒気味になっている方はけっこういると思います。(例:朝はコーヒーを飲まないと頭がすっきりしない)そういった食習慣を変えるのはなかなか難しいですが、
始めるコツは「一日だけ!」と言ってとりあえず始めてみること
続けるコツは「いつでもやめていいや」って思うこと
だと思います。始めるタイミングはもちろん難しいですが、やめるタイミングも難しいものです。一度思い切って始めてみて、その後ゆる~くやっていると意外と長続きするのかなと思います。
まとめ
やってみると意外といけます。人生長いので、ちょっとくらい甘い物が食べられない時期があったとしても、またこれから先いくらでも食べることが出来ます。砂糖や小麦を断つことで人生の楽しみが半減するのであれば、やらなくってもいいです。
ただ、口にするものをいつも「美味しい」と心から思えているかについては振り返ってみてもいいかもしれません。「甘ければ何でもいい」「お腹がいっぱいになれば何でもいい」といった食欲を持っているという感覚があるのであれば、今回この記事で紹介した「ゆる断ち」を実践してみる価値はあると思います。