ドイツワーキングホリデービザの簡単な取得方法をステップごとに解説

パスポートと書類

こんにちは、ドイツ在住のYuriです。

2017年にワーキングホリデー利用してドイツ・ベルリンに来て、今はフリーランスのヨガインストラクターをしています。

ワーキングホリデービザはドイツに来てからも取得できますが、日本で取っておいた方が100倍くらい楽です。

今回はドイツのワーキングホリデービザのスムーズな取得方法を紹介します。

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ワーホリビザを取る前に大切なこと

ワーキングホリデーに行くことを決意したら、まずやるべきことがあります。

それは、ワーキングホリデーとはそもそも何かを理解すること

ドイツの場合、ワーキングホリデービザは申請すれば基本的に取ることができるビザですが、その概要をよく理解せずにいると手続きに時間がかかったり、ビザ取得が渡航日に間に合わなかったりします。

ワーキングホリデーとはそもそも何か

ワーキングホリデーとは、日本とビザ発行対象国との間での取り交わしによって成立しているものであり、ビザ協定にはちゃんとした「目的」があります

これらの背景をきちんと理解した上で手続きを行うことが円滑なビザ取得に役立ちます。例えばドイツの場合は、ビザ発行時の労働証明書に次のように記載されています。

日本の若い人たちにドイツの文化や日々の暮らしに触れ、両国の相互理解に役立てる機会を提供するためのもの

ここで重要なのは、ワーキングホリデービザは「若者の海外での就業体験」ではなく、「文化交流」が目的であることです。つまり、ワーキングホリデービザはワーキングよりもホリデーを目的としたビザであると言えます。

この理解が特に重要になるのは、ビザの取得に審査がある場合です。(ドイツのワーキングホリデービザは2017年現在、取得審査はなく、申請をするとあっさり取れます。)

しかし、例えばフランスの場合はビザの取得に申請動機作文を作成する必要があります。この作文にうっかり「フランスの企業で正社員になって移住したい」といったワーキングの要素を強く出すと、審査に通らない可能性があります。

実際、私の知り合いは今フランスでワーキングホリデーをしています。その人は日本にいる時点でフランスで職を見つけたのですが、労働ビザよりも申請が簡単という理由でワーキングホリデービザを申請しました。

なので本来はしっかり働くことが目的だったのですが、申請作文には「いろいろ旅行して各国の文化に触れたい」といった休暇目的であることをアピールし、無事ビザを取得したそうです。

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ワーキングホリデービザの取得方法

ここからはワーキングホリデービザの取得方法をステップごとに解説していきます!

集めなければいけない書類がいくつかありますが、フリーランスビザなどの他のビザに比べたらかなーり楽なので、一つずつやっていきましょう。

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ステップ1.ビザの申請期間の確認と申請手続きの予約

ドイツでのワーキングホリデービザ取得の場合、申請は渡航の3か月前から2週間前まで可能です。

申請する準備が整ったら、早めに申請しちゃってください。申請手続きは申請予約システムからの予約が必要で、1か月半先くらいまで予約が可能です。

ドイツの住民登録の予約ほど先の日付まで埋まってないので、来週か再来週くらいに行こうかな、ってタイミングで予約を取ればいいと思います。

もしドイツ以外の国でワーキングホリデーをする場合は、申請期間は事前にチェックしておくことをおすすめします。例えばイギリスはビザの発行数に制限があるので、ビザは抽選制。抽選は毎年1月と7月に行われています。(2018年時点)

日本ワーキングホリデー協会のセミナーに行ってみよう

どの国でワーキングホリデーで行うかまだ決めていない人は、日本ワーキングホリデー協会のセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

初心者向けセミナーでは、無料でワーキングホリデーに関する基礎知識(各国の特徴や魅力、ビザの申請方法など)を学ぶことができます。

親子で行くのもおすすめ。私が参加した時も親子で来ていた方がいましたよ。

ワーキングホリデーは1980年に制度が初めて導入され、2000年までに4か国、2000年以降に15か国間にまで広がりました。一般に広く認知されるようになったのが2000年以降なので、私達の親世代はワーホリについてほとんど知らない状態だと思います。

日本ワーキングホリデー協会:https://www.jawhm.or.jp/

ステップ2.申請書類の確認

次に申請書類の準備です。ここでは2017年9月に大阪の領事館でドイツのワーキングホリデービザ申請をした経験を踏まえて、注意点をいくつか挙げておきます。

※申請書類については、各国の総領事館のHPにて最新情報を確認してください。

申請場所(東京・大阪)によって、申請に必要な書類が異なる

東京・大阪の共通の書類としてWeb申請書があり、大阪はそれとは別に長期ビザ申請書という書類を用意する必要があります。

共通のWeb申請書の書き方はこちらをご覧ください:ドイツワーキングホリデービザの申請書の書き方

長期ビザ申請書は総領事館のHPから日本語訳のついた見本ファイルがダウンロードできますので、そちらを参考に記入してください。

ステップ3.ワーキングホリデービザの申請

書類が準備できたらいよいよ申請です!ここでは申請時のちょっとしたヒントを紹介します。

申請書の書き方についてはこちらで詳しく解説しているので、よかったら参考にしてくださいね。

【写真つき】ドイツワーキングホリデービザの申請書の書き方を解説
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預金残高証明は、通帳のコピーでOK

銀行で証明書を発行してもらわなくても、通帳の最新ページを印刷すれば大丈夫です。

ただし、記帳日付は申請日と近い日付にしてください。私は当日の朝にわざと少し入金して通帳を記帳し、それをコピーして持っていきました。

医療保険は保険会社への支払証明書も合わせて持参

ワーキングホリデービザ取得に必要な医療保険は、正直ドイツの場合CareConceptかStepinの二択で、それぞれの特徴はこちらのサイト:CareConcept / Stepin が参考になるので、そちらを読んでみてください。

保険に申込み、支払が完了すると保険会社から保険証(契約書)がメールで送付されます。

その保険証を申請時に提出するのですが、私はあわせて保険会社への支払証明としてPayPalの送金履歴画面を印刷していきました。本当に必要だったかどうかはわかりませんが、現地で必要と言われると面倒なので念のため持っていくほうがよいでしょう。

過去にドイツ滞在の経験がある人は、当時のビザの提示を求められる

これは、私がドイツでのビザ発行を伴う長期滞在が3度目だったため必要だったことです。

大阪で申請する場合に必要な長期ビザ申請書の項目に「過去にドイツに行ったことがあるか(ある場合はその期間)」という質問があります。

申請用紙には「過去5年間での記録」とあったので何も記入していませんでした。しかし、書類の提出時に口頭で「ドイツに行ったことはありませんね?」と聞かれ、何度か行ったことをあることを伝えると、滞在全てを申請書に記入するよう言われました。

さらに「当時のビザ発行ページありますか?」と聞かれました。ワーキングホリデービザは1人1回しか取得できないので、重複して発行していないことを確かめるためだそうです。(自己申告に任せているところが頼りないですが)

私は小学生のころに父の仕事で約4年間、大学生の時に学生ビザで4か月滞在していたのですが、当然昔のパスポートなんて申請には持ってきていませんでした。

子供のころの滞在について、当時のパスポートはすでに捨ててしまっていて提示は不可能、大学生の時のビザは古いパスポートが家にあるかもしれない、と伝えると「写真で撮ってメールで送ってください」とのこと。

もう一度梅田のスカイビルまで来なくてはいけないのかとちょっと心がざわつきましたが、メールで対応可能でした。信用度の高いサイトで十分に情報収集を行った上で申請を行ったのですが、こういった情報はどこにも記載されていなかったので、必要であるなら領事館のHPに明記すべきですね。

ビザの取得後にやるべきこととは?

ビザが無事の取れたら、渡航の準備をしましょう。ドイツでの生活をスタートさせるために必要なその他の準備については、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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まとめ

以上が円滑なワーキングホリデービザ取得のためのヒントです!しっかりとポイントを満たしておけばビザ取得は難しくありませんが、お役所仕事であるため「念のため」の気持ちを持って早めに行動されることをおすすめします。

この記事に関することやドイツの生活について質問がある場合には、気軽にお問い合わせください。

では、良いワーキングホリデーを!

コメント

  1. […] ビザ取得に関しては別記事:【2017年版】円滑なワーキングホリデービザ取得のためのヒントにまとめたので、そちらもぜひ目を通してくださいね。 […]

  2. […] […]

  3. […] ドイツワーキングホリデービザの簡単な取得方法をステップごとに解説 こんにちは、ドイツ在住のYuriです。 2017年にワーキングホリデー利用してドイツ・ベルリンに来て、今はフリーラ […]

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