タイトルの通り、ドイツのゆうちょ的な存在であるPostbankで一度銀行口座を開設したものの、その後開設拒否の通知を受けたという話です。
Postbankで口座を開設できた日本人もいらっしゃるので、あくまで一個人の体験談としてシェアします。
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Postbankで手続きを無事完了し、1週間ほどでカードが届いた
現地での生活基盤を整えるために必要な現地の銀行口座の開設。私は現時点ではまだドイツの会社で働く予定はなかったのですが、日本から送金をしてもらって生活資金を引き出すため、ベルリンで銀行口座の開設をしようと思いました。
先人たちのブログ等で、今はネットバンクの開設は日本人は難しいとの情報は得ていたため、実店舗がある銀行で口座維持費が安いPostbankで口座の開設に挑戦しました。
Postbankを選んだ理由としてはドイツのメインバンクとして利用するためマイナーなところではなくある程度有名な銀行がよかったことと、現地で知り合った日本人の方がPostbankで口座開設ができた、という話を聞いたからです。
身分証明書としてパスポート、住民登録書を持ってSteglitzのSchloss StrasseにあるPostbankに行きました。丁寧なおばちゃんが普通に手続きをしてくれて、Postbank Giro Direktという月1.9ユーロの維持費がかかる口座を開設しました。
1週間後にはカードやPINが届き、口座開設終了!と安堵していた矢先、Postbankから一通の手紙を受け取りました。
カードやPINが揃った後に届いた1通の手紙
開けてみると「残念ながらあなたは口座のこれ以上維持できません」との内容。理由としては、次のことが書かれていました。
・私が限られた期間しかドイツに滞在しないこと(開設時点で私のワーホリのビザは残り11ヶ月ほどでした)
・Postbankの口座は継続的なやり取りのためにあること(開設時点、私はドイツ企業から給料を受領する予定はありませんでした)
一度開設してカードまで受け取っているので、すぐに閉鎖というわけではなく、手紙の日付からおよそ2ヶ月後の日付に口座を閉鎖すること、それまでに預金残高を送金するための別の銀行口座を知らせてほしい、と記載してありました。
困った、というか「は~~~~ぁ??」となりました。
手紙を受け取った時点で私はすでに親にPostbankへの送金をお願いしており、その手続をやってくれている途中でした。
それ以外には、電車の年間契約を申し込んだばかりでその時の引き落とし口座にPostbankを指定していました。開設できないならその場で断ってくれればよかったものの、後でやっぱりダメと言われたおかげで色々と面倒くさくなってました。
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とりあえず異議申し立てしてみた
すでにPostbankの口座があるものとして色々とやっていたので、このまま「はいそうですか」と受け入れるのはそれはそれで面倒くさいので、これも経験の一つと考えてPostbankに異議申し立てしました。
手紙には質問があれば電話してください、と書いていましたが、口頭でちゃんと説明する自信があまりなかったのと内容を文書として記録しておきたかったため、メールを送りました。メールには
・ビザは確かにあと11ヶ月ほどで切れるが、就職してビザを延長するつもりである
・ドイツで働くために口座が必要で、そのために御行で開設した
と記載し、ドイツ人の知り合いに文面をチェックしてもらって送信しました。
Postbankからの答えは・・・?
メールの返信の代わりにそれから1週間後くらいにまた手紙が届きました。
内容は「慎重に審査した結果、あなたが今持っている口座モデル(口座の種類)では維持できません」とのこと。ただし別の口座モデルでの開設はできるので、支店に来てほしい、と書いてありました。
ただ・・・その提案された口座の維持費が月5.9ユーロかかるもので、そこまでしてPostbankで口座を持ちたい理由はないので、この時点で諦めることにしました。
幸い、通知は着たものの口座自体はまたアクティブな状態なので、口座に入っているお金は1回目の口座拒否の通知を受け取ってから開設したN26の口座にこれから送金して、Postbankは閉鎖する予定です。
最初からN26にしておけばよかった
N26のおかげで本件なんとかなりそうですが、一旦開いた後にやっぱりダメということが起き得ることは予想外だったので、1回目の手紙を受け取った時の焦りや、ちゃんと日本からの送金が受け取れるのかといった心配など、できれば経験したくなかったです。
N26は噂通り、英語で簡単にウェブカメラで手続きができて、この1件があったのでまた利用はしていませんが、今のところPostbankから受け取ったような「やっぱりダメ」通知は着ていません。(あれを受け取って以来、何か申し込んだ先から手紙が来るとどきっとします)
今後もしN26だと対応できないようなことが起きれば他の銀行の開設を行うかもしれませんが、一旦はN26さんにお世話になろうと思います。
まとめ
始めに書いたとおり、ちゃんとPostbankで開設できた人もいるので(その方は1年間の期間限定滞在)必ずしも短期滞在者が拒否されるわけではないようです。
ですが、私のようにワーキングホリデーで来ていて現地での仕事がちゃんと決まっていない方は注意が必要です。
今から考えたらPostbankじゃないといけない理由はどこにもないので、簡単に開設できるN26を最初から選ぶのは賢いですね。
コメント
This reminds me of my time in Austria. In the first month I used my German bank account but quickly realized I needed a Austrian account because every time I used a cash machine I was charged a fee of 5 Euros for using the machine of a foreign bank. I was refused by several banks because I lived for less than 6 months in Austria.
商品購入費をドイツポストバンクに口座を持つ先方へ送金したのですが、先方は「口座に受け取ってないと」ドイツポストバンクの窓口へ4度行って同じことを言われています。こちらの窓口みずほBKを通じてswift伝聞を使って問い合わせても丁寧な回答は帰ってきません。直接ドイツポストバンクへの異議申し立ての方法をお教え頂けませんでしょうか?
私の場合は、確かに解約通知の書面にメールアドレスが書いてあり、そこに連絡しました。ただ、専用のアドレスというより全体のカスタマーサポート用のアドレスだったと思います。
お返事ありがとうございます。
直接ドイツポストバンクへメールで確認依頼メールをお送りしてみます。
英語でメールすべきでしょうか?googleでドイツ語へ訳すべきでしょうか?
当方ドイツができず恐縮です。
ブロックチェーンやキャッシュレスの時代に銀行のシステムはついて行っていない印象を持ちました。
[…] ドイツのPostbankで銀行口座を一度開設したのに、後で開設拒否された話 […]