ベルリンでの生活基盤を整える上で必要な手続きの一つである住民登録。
今回は私の備忘も兼ねてベルリンでの住民登録の方法と申請書の書き方について紹介します!
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ベルリン住民登録で始めにやってほしいこと:役所の予約
書類の準備の前にまずこれを行うことをおすすめします。
ベルリンではある住所に入居してから14日以内に住民登録を行う必要があります(ドイツ全土でそのようになっているかは未確認です)。
ですが、役所の予約は2週間から3週間先まで埋まってしまっていることが多いので、部屋が見つかったらまずは近くの役所の予約を取りましょう。予約はベルリンのサービスポータルからできます。
予約がなくても手続きを行えるのですが、かなり待たないといけないかもしれないので予約を取るほうが無難です。
住民登録に必要な書類・費用
住民登録に必要な書類は以下のとおりです。
- 身分証明書(パスポート)
- 住民登録申請書
- 賃貸契約書(Mietvertrag)
なお、登録にかかる費用はありません。
住民登録申請書の書き方
サービスポータルから”Anmeldung bei der Meldebehörde”というPDFファイルをダウンロードします。ファイルはPC上で編集できます。各項目の記入内容はこんな感じです。
左側が新居、右側がこれまでの住居についての記入欄です。
左赤枠の一番上に”Die neue Wohnung ist”の後に3つの選択肢があります。これは新居がドイツ国内での「唯一の住居」/「メインとなる住居」/「メインではない住居」なのか、という項目です。登録する住所以外にドイツでの住居がない場合は”alleinige Wohnung”をチェックします。
同じように右赤枠の一番上の”Die (letzte) bisherige Wohnung (im Inland) war”の項目も今まで住んでいた「唯一の住居」/「メインとなる住居」/「メインではない住居」を選ぶ項目です。ここも多くの場合はalleinige Wohnungになるかと思います。
その下は名前など登録者の情報を書きます。日本語訳がついていないところは書かなくて大丈夫です。一枚に2人分のスペースがあるので、2人までなら一枚で申請できます。
ここには結婚歴を書きます。
最後は身分証明書の情報とサインを書いて完了です!
住民登録当日の流れ
予約の時間に間に合うように役所に行くと、たぶんどこの役所でもそうだと思いますが、待合室のモニターに予約番号と手続きを行う部屋番号が表示されています。自分の順番が来たら指定された部屋に入り書類を渡して、後は静かに待てば良いです。
「住民登録に来ました」をドイツ語で言いたい場合は「Ich möchte mich heute anmelden.」(イッヒ メヒテ ミッヒ ホイテ アンメルデン)って言いましょう。
私は、手続きのときに「どこで生まれたか?」と質問されたので大阪と答えました。おそらく出生地の登録を行っているのでしょう。担当者が私の申請書を元にデータをPCに入力し、最後に登録証明書を印刷してハンコをバンと押して終了です。たぶん10分くらいで終わったと思います。
ドイツ語が話せない人は誰か連れてくと安心
外国人が多いベルリンでは、役所の人も英語が話せるケースが多いです。ですが、担当者によっては「ここはドイツなんだからドイツ語話しなさい」という、あえて英語を話してくれないスタンスの人もいます。
住民登録は基本的に黙っていれば手続きが完了しますが、ドイツ語が全く話せない人だと難癖をつけられて出直しさせられるケースもあるようです。
なので、ドイツ語が全く話せないという人は、通訳代わりに誰かドイツ人を連れて行くと安心です。
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転居時の住民登録の抹消について
ベルリン内で引っ越しをする場合は、前の住居での登録抹消は必要ありません。新しい住所で登録をすると、自動的に引き継がれます。
ベルリンからドイツの他の地域に引っ越す場合や、日本へ帰国する場合は退出手続きが必要です。
まとめ
住民登録はペーパーワークなので、書類をちゃんと用意すればスムーズにできます。一番面倒なのが予約なので、これは先に取っておきましょう!
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