2018年もベルリンは楽しいイベントがたくさん!ブランデンブルク門や博物館島など、ガイドブックに載っている定番スポットもいいですが、せっかくならその時期でしか楽しめない期間限定イベントに行きませんか?今年のベルリン観光で要チェックの2018年7月~12月に開催予定のイベントを紹介します!
日がどんどん長くなっていく7月
冬の暗さが嘘のように夜遅くまで明るい7月は遅くまで出歩けるので観光にぴったり!夏休みに向けて航空券はだんだんと高くなってきますが、観光のベストシーズンです。
3日ー7日 Berlin Fashion Week In Summer
年に2回される国際的なファッションショーです。現代的なファッションに焦点をあてた”Premium”ショー、ストリートファッションに焦点をあてた”Bright”、エコロジカルなファッションを紹介する”Green Fashion”など開催期間中は様々なファッションに関するイベントが開催されます。
公式サイト:http://www.fashion-week-berlin.com/en/
5日ー9日 Classic Open Air at Gendarmenmarkt
ヨーロッパで最も美しい広場の一つを言われているベルリンのGendarmenmarkt(ジャンダルメン広場)で開催される野外コンサートです。クラシックだけでなくロック、ポップ、ジャズなど演奏されます。その他オペラなどもあり、ライトアップや花火の演出もあります。
コンサートは全て19:30からで、チケットは40ユーロ~。オンラインで購入可能です。
公式サイト:http://www.classicopenair.de/en
21日 Botanical Night at Botanical Garden
直訳すると「植物園の植物的な夜」ですね。1910年に開園した43ヘクタールもの広さの大きな植物園です。Botanical Nightでは開園時間がなんと深夜2時まで延長され、16kmにわたっていくつかのテーマごとにライトアップされた様々な草花や生き物を見ることができます。植物だけでなくダンスパフォーマンスやフードトラックなどもあり、さらにイタリアン・ガーデンの上に花火を打ち上げ空に花を描きます。
入場券は35ユーロ~です。なお、Botanical Gardenはクリスマスの時期にもライトアップイベントを行っており、そちらも大変人気です。
28日 Christopher Street Day
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人権を訴える日であるChristopher Street Dayの日にベルリンで行われる盛大なゲイパレードです。LGBTの人々がカラフルな衣装で身を包み、音楽と共にパレードする、毎年50万人が訪れる盛大なイベントです。
デモパレードは12時からベルリンの中心Kurfürstendammでスタートし、14時にBrandenburger Tor(ブランデンブルク門)でフィナーレです。デモといってもお祭りムード高めのイベントなので普段こういった問題に関心のない方でも純粋に楽しめると思います。
夏本番!冬に備えて太陽をいっぱい浴びておきたい8月
8月は学校も休みなので夜まで楽しめるイベントが盛りだくさん!この時期は航空券は最も高く安い時期より5万円以上高いですが、日本の夏よりも過ごしやすいので気持ちが良く、ビアガーデンも楽しめるのでおすすめです!
3日ー5日 International Berlin Beer Festival(Biermeile)
ドイツの非公認・公式飲料のビールを飲みまくるビアフェスタです。ミュンヘンのOktoberfest(オクトーバフェスト)は2週間開催されるのに対し、こちらは3日間しか開催されないのが本当に残念です。Fiedrichshain地区のKarl-Marx-Allee沿いにおよそ90カ国約350のブリューワリーのビアスタンドが並び、来場者は2400種類ものビールを楽しむことができます。
このビアフェスタはビールの生産地ごとにいくつかのエリアに分かれており、ドイツ国内は地域ごと、外国や日本のビールが楽しめるエリアもあります。通り沿いにいくつか設けられるステージではドイツの伝統的な音楽のライブ演奏なども行われ、ドイツの伝統的な国民のお祭りの雰囲気を感じることができます。
個人的にはめちゃくちゃ楽しみにしているお祭りの一つです!!!
公式サイト:http://www.bierfestival-berlin.de/index%20eng.html
3日ー20日 Young Euro Classic
若手の演奏家のためのコンサートです。世界中の若手演奏家に最高の演奏の機会を提供し、ベルリンでのクラシック音楽の発展を目的として2000年に設立されました。最も美しい広場の一つと言われているGendarmenmarktで催され、ベートーヴェンなどの定番から現代的な音楽まで演奏され、毎年多くの観客を魅了しています。
コンサートは通常20時からの開演で、チケットは17-19ユーロ+サービスチャージです。
公式サイト:http://www.young-euro-classic.de/en/
7日ー12日 European Athletics Championships 2018
24回目の開催となる欧州陸上(日本語での正式名称がわからない・・・)はベルリンで開催され、50以上の国から約1600人のアスリートが集まり、47種目の競技を行います。メイン会場はベルリンのオリンピックスタジアムでマラソンなどはベルリン市内がコースになっています。
この大会は2018年にドイツで開催されるスポーツイベントの中で最も規模が大きく、約27万人の観客が見込まれています。この時期にベルリンに来られる方は、宿の手配を早めに行ったほうがよいでしょう。
公式サイト:http://www.berlin2018.info/
17日、18日 Potsdam Palace Night
ユネスコの世界遺産に登録されているポツダムのサンスーシ宮殿で毎年開催されている、世界過去の華やかな歴史とプロイセン王の栄華を祝うイベントです。開催期間中はバロック式の美しい室内や調度品を鑑賞することができ、庭園はライトアップされます。その他にもクラシック音楽のライブ演奏や真夜中の花火、フードトラックなど過ごしやすい夏の夜の散歩にはぴったりのイベントです。
チケットは41ユーロ~。14歳以下の子供無料です。チケットは売り切れる可能性があるので、お早目に。
25日 Long Night of Museums
普段は夜になると閉まってしまう美術館・博物館が真夜中まで空いているという夜まで明るい夏にぴったりにイベントです。100以上の美術館・博物館・文化センターが営業時間を延長し、さらに夕方6時から深夜2時までアーティストやミュージシャン、ダンサー達がライトアップされた特設ステージでライブパフォーマンスを披露します。
Potsdamer Platz(ポツダム広場)にあるKulturforum(カルチャーフォーラム)が本部となっており、参加している施設、各イベントの詳細などの情報入手やチケットの購入が行えます。また、各施設をつなぐシャトルバスも運行されます。
チケットは大人18ユーロ、12歳以下の子供は無料です。BVG(ベルリン交通局)のサービスセンターやオンラインで購入可能です。
公式サイト:http://www.lange-nacht-der-museen.de/en/
日付未定 German Federal Government open day
メルケル首相に会えるチャンス!毎年夏に、ドイツ政府が普段一般の人が入れない執務室や会議室を公開するイベントで、ドイツを動かしている議員達との会話や子どもたちとの交流会などが行われます。実際の執務室を見学したり、議員やスタッフの日々の仕事の話を直接聞くことで、ドイツの政治の裏側を覗き見ることができる貴重な機会です。
注意点として国の重要機関の中に入るイベントのためセキュリティチェックは厳重です。”空港で有効な身分証の携帯”が義務付けられているので、パスポートを持参し、リュックなど大きな荷物は持っていかないようにしましょう。ミュンヘンのオクトーバフェストでも最近は大きな荷物を持っている場合テントに入れません。リュックは認められない場合が多いので気をつけましょう。
公式サイト:https://www.bundesregierung.de/Webs/Breg/DE/Themen/Tag_der_offenen_Tuer/_node.html
日付未定 Dance in August
ヨーロッパで最も重要なダンス大会の一つです。コンテンポラリーダンスがメインで、世界中のトップダンサー達によって様々な演目が披露されます。詳細なプログラムは公式サイトにて開催直前に公開予定です。
公式サイト:http://english.tanzimaugust.de/home/
暑さが落ち着き、過ごしやすい9月
8月31日ー9月18日 Musikfest Berlin(Music Festival Berlin)
世界の有名なオーケストラの演奏が聞けるクラシックの祭典です。世界から20の音楽団や合唱団、多くのソリストがベルリンに集結し、19日間の間に80以上の演奏が披露されます。
5日ー15日 International Literature Festival Berlin
世界中の現代作家の新しい作品が紹介される文学の祭典です。世界の文学、自伝、子供向け文学など6つのテーマに分かれ、作者が自分の作品を世界のブックファンに紹介します。
公式サイト:http://www.literaturfestival.com/aktuelles-en?set_language=en
9日 Heritage Day In Berlin
ベルリンにある数多くの歴史的な建造物やモニュメントの中に入れる貴重なイベントです。人々の文化遺産とその保存への意識向上のために始められ、2018年のモットーは”Discover what connect us”(私達をつなぐものを解き明かす)です。この日は普段は一般公開されていない多くの建造物の中に入れるガイドツアーが催され、保存活動に関する話を聞くことができます。
公式サイト:http://tag-des-offenen-denkmals.de/
5日ー16日 Fantasy Filmfest
ホラーやサスペンス映画がメインの珍しい映画祭です。およそ50の映画がPotsdamer Platz(ポツダム広場)のCinestar Sony Centerで上映されます。
公式サイト:http://www.fantasyfilmfest.com/eng/FF_Berlin.html
16日 Berlin Marathon(ベルリンマラソン)
約120カ国から4万人以上が参加する国際的なマラソン大会です。ベルリンの各名所を回るコースは高低差があまりないため、過去に世界記録が何度も出ている「高速コース」として知られています。コース上には70以上のライブバンドやダンスグループがパフォーマンスでランナー達を応援するので、走らない人でも楽しめるでしょう。
ちなみにですが、この2018年のベルリンマラソン、私走ります!去年の11月に一般ランナーの抽選があったので、応募したところなんと当選!人生3回目のフルマラソンに挑戦します!大会に向けたトレーニングの様子はこちらのブログで春くらいから書こうと思っているので、応援して頂けるとうれしいです!
公式サイト:http://www.bmw-berlin-marathon.com/en/
28日ー10月14日 Berlin leuchtet(Berlin Illuminated)
ブランデンブルク門なジェンダルメン広場などベルリンの有名な観光スポットや、ショッピングモール、駅、橋など様々な場所がカラフルにライトアップされる美しいイベントです。その数なんと500箇所以上!プロジェクションマッピングで美しく照らされた景色はインスタ映え間違い無しです。
たくさんの建物がライトアップされるので歩いていると何かしら見ることができると思いますが、具体的なライトアップされる場所はWebサイトで確認できます。なお、この時期になると夜は冷え込みますので手袋とマフラーを忘れないようにしてくださいね。
公式サイト:http://berlin-leuchtet.com/events/karte/
日付未定 Staatsoper für alle(State Opera for Everyone)
Daniel Barenboim氏の指揮のもと、国立オペラのオーケストラによる野外コンサートです。Mitte地区のBebelplatz(ベーベル広場)で行われ、タイトルの通り全ての人に開かれた無料コンサートです。コンサートは17時から開始で、その時間帯は付近は交通規制されるのでご注意ください。冷えるのでブランケットや折りたたみ椅子などを持っていくと良いですよ。
日付未定 Bread&Butter
美味しそうな名前ですが、フードイベントではなくファッションショーです。オンラインファッションメーカーの”Zalando”が主催する一般向けのファッション&ライフスタイルショーです。このイベントの企画は大きく3つあり、①有名ブランドによる最新コレクションの紹介②ファッションに関するエンターテインメントショー③世界中のファッション関係のブロガーと専門家による未来のデジタルファッションをテーマとした会議です。
元々ドイツのケルンで別の会社が主催していたブロ向けのショーでしたが開催地が変わったり主催者が変わったりと紆余曲折して、2016年秋から現在のスタイルになりました。
公式サイト:http://www.breadandbutter.com/
そしてまた季節は冬に向かっていく10月
10月になると夜はかなり冷え込みます。手袋・マフラーを持ってきてくださいね。
1日ー3日 Day of German Unity Celebrations(ドイツ再統一記念日)
1989年にベルリンの壁が崩壊し、翌年10月3日に東西に分かれていたドイツが再び一つになったドイツ国民、特にベルリン市民にとっては特別な「再統一記念日」です。ブランデンブルク門近くのエリアではステージ上でのライブ演奏やフードスタンド(もちろんビールも!)が楽しめます。
ちなみに10月3日は祝日でデパートやスーパーなどは閉まっているので気をつけてくださいね。
日が短くなって一気に寒くなる11月
日が短くなって一気に寒くなる11月ですが、あと少しでクリスマスだからみんなの気持ちはあまり暗くなってないかも。
1日ー4日 Jazzfest Berlin
世界からミュージシャンが集まり、ジャズの可能性や多様性を祝う50年続いている音楽の祭典です。メイン会場はHaus der Berliner Festspieleでその他いくつかのジャズクラブで開催されます。
11月中旬~1月上旬 Christmas Garden Berlin
毎年11月中旬から1月上旬まで開催されているBotanischer Garten(植物園)のクリスマスガーデンです。園内2kmに渡ってカラフルにライトアップされ、クリスマスをテーマにしたトナカイのソリなどの飾り付けもあります。フードトラックもあるので暖かいローカルフードも楽しめます。
子供からお年寄りまで家族で楽しめるイベントとあって、特に土日は混み合います。事前にオンラインでチケットを購入しておいたほうがよいでしょう。
公式サイト:https://www.bgbm.org/en
街がキラキラ輝く12月
11月下旬~1月上旬 Christmas Market
ドイツの冬といえばクリスマスマーケットですよね!ベルリンでもあちこちでクリスマスマーケットが開催されます。有名なものとしてはヨーロッパで最も美しい広場の一つと言われているGendarmenmarkt(ジャンダルメン広場)やSchloss Scharlottenburg(シャルロッテンブルク城)のマーケットです。寒い中飲むGlühwein(ホットワイン)は最高ですよ!ホットココアやKinderpunchと言うノンアルコールのホットジュースもあるので家族みんなで楽しめます。
ベルリンから電車で1時間ほどにあるDresdenという街のクリスマスマーケットも規模が大きくて有名です。日帰りができるので違う街にちょっと遠足するのもおすすめです。
日付未定 Zeughausmesse – Decorative Arts Fair
現代アートの先進的なアートメッセで、日常に使えてかつ質の高い現代アート作品が多く集まります。毎年85人のアーティストが審査員によって選ばれ、自分たちの作品を観客に発表する機会を与えられ、来場者はアーティストと話すことでアートへの理解を深めることができます。フェアの最後には”Berlin Volksbank Prize for Decorative Art”がとりわけ素晴らしい作品を残した4人のアーティストに送られます。(2017年は7-10日に開催)
公式サイト:http://www.zeughausmesse.de/english/decorative_arts_fair.htm
31日(大晦日)New Year’s Eve Party at Brandenburg Gate
もしあなたが海外のクレイジーな年越しを体験してみたいのであれば、ブランデンブルク門で行われる年越しパーティーはいかがでしょうか。特設ステージでのライブや年越しの花火は本当にクレイジーです。入場無料ですが、かなり混み合いますのでステージをちゃんと見たい人は早めに会場に行きましょう。
ステージパフォーマンスは19時から始まり、年が開ける24時から花火が打ち上げられます。パーティーは深夜12時半に終了しますが、花火は朝3時まで打ち上げられるので、ちょっと落ち着いてから見に行くのもよいかもしれません。
ちなみに、安全な距離から花火を鑑賞することに慣れている日本人にとっては、ドイツ人の花火はかなり危険に感じます。ブランデンブルク門ではありませんが、私が住んでいるベルリンの地元での年越しの体験談を書いているので、よかったら読んでみて下さいね。→ドイツ人は新年を祝いたいのか花火をしたいのかどちらなのか
2018年1月~6月もベルリンはイベントがたくさん!
1月から6月のイベントはこちらでチェック!→【2018年】ベルリン観光で見逃せないイベントまとめ(1月~6月)
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[…] 【2018年】ベルリン観光で見逃せないイベントまとめ(7月~12月) – Berlin Yoga Guide2019-04-07 […]