海外移住に大切なたった1つのこと丨海外挑戦前のToDoを移住者が解説

こんにちは、Yuriです。

このブログでドイツでの生活について色々と書いていると、ブログを見てくださった方から海外生活について質問を受けることがあります。

ビザ、お金、仕事など内容は様々ですが、個人的には海外移住で本当に大切なことは別にあると思います。

そこで今回は、ドイツに3年以上住んでいる私が考える、海外移住に挑戦する上で大切な心構えについて書きます。

「海外移住に興味があるけど、ちゃんとやっていけるか不安…」「海外移住をするには何をすればいいの?」という方の参考になれば嬉しいです。

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そもそも海外に住む方法とは?

海外に住む方法はいくつかあります。「海外に住みたいな」と思ったら、まずはどのようにして住むかを考えるといいでしょう。

観光ビザで滞在する以外だと、私が思いつく限り次のような方法があります。

  1. 日本の企業から海外派遣される(駐在員)
  2. 現地の企業に就職する
  3. 現地で起業する
  4. 学生になる(語学学校、大学など)
  5. ワーキングホリデーをする
  6. フリーランスをする
  7. 現地の人と結婚する

それぞれの方法でビザの種類や住み始めるまでの手続きなどが異なります。ちなみに、私はワーキングホリデーでドイツに行き、そこからフリーランスになりました。

海外移住に大切なたった1つのこと

海外に移り住み、そこで生活をするためには、お金や仕事などももちろん大切。ですが、それは日本に住んでいても必要になるものです。

より少ない苦労で海外に移住し、現地での生活を楽しむために必要なもの、それは「不安定さ(不便さ)を楽しむ心」です。

日本人が日本ではなく海外で住むのですから、大変なことやつらいことはあって当たり前。

  • 言葉が通じない
  • 住む家が見つからない
  • 何かあった時に頼れる知り合いがいない
  • 友達ができない
  • 寂しい
  • 仕事がない

などなど…海外では日本では経験しなくて済むような苦労や大変さがたくさんあります。

例えば、ちょっと体調が悪くなって病院に行きたい時も「どこの病院がいいのか」「症状をどう説明すればいいのか」「医者の話を理解できるだろうか」と、海外では一苦労です。

役所や保険会社から送られてきた手紙を読むのも時間がかかります。他にも、外国人は家を借りづらかったり、仕事を見つけづらいなんてこともあるでしょう。

海外は日本と違って当たり前。海外でも日本と同じような快適な生活が送れるとイメージしていると「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうことになるかもしれません。

住み始めるまではそこまで難しくない

日本人がある程度いるような国や地域には、たいてい「移住コンサルタント」のような、家探しや住民登録、ビザ取得などのサポートをしてくれる人がいます。

これまでドイツでたくさんの日本人に出会いましたが、そういったサービスを利用して現地での生活をスタートさせた方も何人かいました。(ちなみに私は利用していません)

もちろん、これらのサポートはとても便利です。金銭的な余裕があれば、積極的に利用した方が良いでしょう。

ただ、問題は住み始めてから。

コンサルタントがサポートしてくれるのは、あくまで住み始めるまでです。その後の生活は自分でなんとかしなければいけません。

海外移住を目指している方は、まずは現地に「生活拠点を移すこと」を目標にしていることが多いと思います。ですが、大切なのは「住むこと」なので、「移」だけでなく「住」の方法についてもしっかり考える方がいいでしょう。

海外移住に挑戦する際にやっておくべきこと

インターネットの普及によって、昔よりも海外移住のハードルは下がっていると思います。航空券も家探しも知りたいことは何でもネットが教えてくれますからね。

それでも、海外移住は思わぬトラブルや苦労もいっぱい。現地での生活をできるだけスムーズに、快適にするために、移住前にやっておくべきことをいくつか紹介します。

よく下調べをする

よーーーーく下調べをしてください。「住みやすいらしいよ」とか「日本人が多いらしいよ」といった噂は、ちゃんと真意を確かめた方がいいです。

ちなみに、ドイツはヨーロッパの中でも日本人が住みやすい国というイメージがあるようです。

私も3年以上住んでいるのでドイツが住みづらいとは思いませんが、文化や常識の違いは日々感じます。

後、住む地域によって雰囲気もかなり違います。

例えばドイツだとデュッセルドルフは日本企業が多いので日本人コミュニティも大きい。ベルリンはアーティストや学生が多いので、20代の人なら日本人の友達を見つけやすいと思います。

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可能なら1ヶ月くらい住んでみる

可能であれば1ヶ月くらいお試しで住んでみることをおすすめします。

1ヶ月だと観光ビザで滞在できる国がほとんどだと思うので、外国人にとっての最大のストレスであるビザ問題と戦う必要もありません。

街の雰囲気はどうか、外国人に対してどんな反応をするか、スーパーでの買い物はどうか、英語は通じるかなど、1ヶ月あれば色々なことが見えてくるはずです。

現地の言葉の勉強する

現地の言葉は、話せて損はしません。

ベルリンなどの大都市は英語を話せる人も多いですが、どこでも英語が通用するわけではありません。特に役所などはあえてドイツ語で話す(「ここはドイツなんだからドイツ語話しなさい」的な)雰囲気もあります。

挨拶と自己紹介、パン屋やマーケットなどで買い物ができるくらいの言葉は覚えておいたらいいでしょう。

あと地味にやっておいた方がいいのが、数字の聞き取り!買い物をした時の「◯◯ユーロです」をちゃんと聞き取れないと、大きな紙幣で支払うことになって小銭が増えていきます。

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知り合いを作っておく

何かあった時に頼れる現地の知り合いを作っておきましょう。現地での生活が長い日本人や現地の言葉が分かる人がベストです。

知り合いは次のような方法で見つけることができます。

  • フェイスブックなどのSNSのコミュニティ
  • 海外掲示板(ドイツだとMixBが有名)
  • 現地に住んでいる人のブログで問い合わせてみる
  • 友達や知り合いに誰か知っていないか聞いてみる

私の場合、友達の友達という繋がりで知り合うこともけっこうあります。

色々なサポートをがっつりお願いする、というのはちょっとおすすめできませんが、ちょっと気になることや困ったことを相談できる相手を作っておくと、現地での生活がぐっと楽になりますよ。

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まとめ

海外に住んでいる日本人と話していると、みんな現地での生活を楽しみながら、でもそれなりに苦労をしています。

SNSやブログなどで、いいことや楽しいことを書く人は多いですが、つらいことや大変なことを書く人は少ないですからね。

「海外移住=かっこいい」と憧れを持つことは良いですが、いざ移住する際には本当に現地で生活をやっていけるのかはしっかりと考えるべきだと思います。

海外移住に挑戦しようとしている人に対して「ちょっと待って」を言うような内容になってしまいましたが、苦労や大変さを乗り越えれば海外生活は楽しいです!

人生1回きりなので、やってみたいことにはどんどん挑戦してきましょう!

コメント

  1. […] 海外移住に大切なたった1つのこと丨海外挑戦前のToDoを移住者が解説 […]

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