【ドイツ】保険のSelbstbehalt(自己負担金)制度とは?仕組みを解説

日本とはちょっと違うドイツの保険制度。TKやAOKなどの公的保険、Allianzなどのプライベート保険の中から「どの保険に入るか(入らせてもらえるか)」を考え、加入した後も「どこまでをカバーしてもらえるのか」といったことも把握しておかないと不安です。

私は今フリーランスなのでプライベート保険を利用しています。今回は加入後、いざ保険を利用して病院(クリニック)を利用した時に気づいた”Selbstbehalt”という制度について書きたいと思います。

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ドイツの保険のSelbstbehalt / Selbstbeteiligungとは

Selbstbehalt (またはSelbstbeteiligung、省略してSBとされることもあります)は、病院などでかかった治療費・診療費の一部を加入者が自己負担する制度です。SBはすべての保険会社にある制度ではありませんが、多くのプライベート保険で設定されている他、自動車保険など医療保険以外にもある仕組みです。

SB(自己負担)の割合

SBで負担する額は加入している保険やそのプランによって異なります。例えば、かかった治療費の10%を毎度負担するケースや、「一年間でこの額は負担してください」といったように年間負担額が設定されていることがあります。

私の保険は年間で€500のSBが設定されています。この場合、保険会社は病院などでかかった費用のうち、総額€500を超えた分のみ負担してくれます。

ちょっと説明が難しいのですが、例えば一年間でかかった治療費の総額が€300であれば保険会社のカバーは€0(全て私が支払う)、総額が€600であれば€500を超えた€100が保険会社からのカバーしてもらえます。

ワーキングホリデーの時に利用していた旅行保険ではSBの制度がなかったため、私は「ドイツでは一般的な治療費は全て保険でカバーしてもらえる」と思っていました。

そのためある日病院を利用して、その領収書を保険会社に送ったところ「この治療は全額自己負担」と言われて混乱し、色々と調べた結果この制度を知りました。

何のためにあるのか?

毎月決して安くない保険料を払っている上に、年間€500までは自己負担だなんて!と憤慨していたのですが、この制度はもともと保険料を安く抑えるためにあります。

つまり、健康で若い人であれば一年間の間に一度も病院を行かない、なんてことも珍しくないため、保険を頻繁に利用しない人に考慮して基本的な保険料は低めに設定してあるのです。

入場金は安いけど、それとは別に乗り物チケットが必要な遊園地といったイメージでしょうか。

ちなみに、私が加入している保険にはもう一つ「還付金」の制度もあり、年間の保険利用額(SBをはみ出して保険会社が支払ってくれた分)が基準に満たない場合、「結局保険使わなかったから支払った保険料の一部をお返ししますよ」といった具合で少し返金してもらえます。

SBは良い制度?余計な制度?

自己負担額3割だった日本に居た頃は「全額ではいくらなのか」についてあまり気にしていなかったのですが、ドイツでSBの範囲内は全額自己負担という状況になって感じたのは病院って高い!!!ということです。

行く病院や検査の内容によっても変わると思うのですが、一回の診察で€100くらいはかかります。私はまだ今年はSBの範囲額を超えておらず、今までにかかった医療費は「全額自己負担」しています。

毎月そこそこの保険料払ってるんだけどな~~って思う時もありますが、SBの制度がなかったら月々の保険料がもっと高くなることを考えたら、健康でいればお得な制度なのかな、と思います。

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海外生活で大変なこと第1位がビザだとすると、第2位は保険や病院などの医療関係だと思います。私は日常生活では特別不自由なくドイツ語を理解することができますが、病院は専門用語が多くて慣れません。 私はワーホリビザでドイツに来て、約1年後に...

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