成功するヨガインストラクターになるには?資格・スキルを現役ヨガ講師が解説

こんにちは、ヨガ・ピラティスインストラクターのYuriです。ドイツでフリーランスのインストラクターをやっています。

突然ですが「ヨガインストラクター」という職業について、どのようなイメージを持っていますか?

有名な方も多くいらっしゃるので、なんとなくヨガスタジオやジムなどで生徒にヨガを教えてたり、メディアで仕事をしているイメージを持つ人が多いと思います。

確かに「教える」ことがヨガインストラクターのメインの仕事ですが、実はそれ以外にも様々な仕事があります。言い換えると、ヨガインストラクターには「ヨガの技術」や「指導技術」以外にもスキルが必要ということ。

今回は、現役インストラクターである私が、インストラクターの詳しい仕事内容と必要なスキルについて詳しく解説します。

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ヨガインストラクターになるために必要な資格

ヨガインストラクターになるためには資格が必要、と思っている方も多いですが、厳密に言うとヨガインストラクターになるために資格は必須ではありません。

ヨガインストラクターは医者や美容師のような国家資格が必要な職業ではなくても、資格がなくても「ヨガインストラクター」を名乗ることはできます。

しかし、ヨガスタジオでヨガを教えたい場合、インストラクターの募集要件として資格を持っていることが設定されていることがほとんどなので、まずは資格を取得する人が多いのが現状です。

ヨガの資格として最も有名なので全米ヨガアライアンスの200時間の指導者養成コース「RYT200」。私もこれを取得してからヨガインストラクターとしての活動を始めました。

資格取得にかかる費用

ヨガインストラクターの資格を取るためにかかる費用は、トレーニングを受けるスクールによって違います。日本だと、50~80万円くらいが一般的だと思います。

趣味としての資格取得としてはかなり高いですよね。また、日本でヨガの資格を取る場合、半年~1年くらいの期間がかかることも多いです。

理由は、日本のスクールでは平日夜や週末などにちょっとずつ学ぶので、200時間の講習を受けるまでには半年以上がかかってしまうのです。

短期集中ならヨガ留学がおすすめ

もう少し価格と抑えて、短期間で資格を取得したい人は、海外でのヨガ留学がおすすめです。免許合宿のような感じで短期集中でできて、ついでに海外旅行もできます。

日本からのヨガ留学で人気の場所と価格はこちら。

  • ハワイ:約60万(宿別・食事別)
  • バリ島:約40万(宿込・食事込)
  • インド:約30万(宿込・食事込)

ハワイは土地柄少し高くなりますが、バリ島、インドではここに航空券代をつけても日本のスクールよりも安く抑えられます。

ちなみに私はインドで取りました!悪いことも含めて現地でしかできない体験をたくさんして、4週間のインド滞在は本当に貴重な体験です。

インドヨガ留学についてはこちらで紹介しているので、よかったらぜひ読んでみてください。

初心者でもヨガインストラクターになれる?

ヨガインストラクターになるためのトレーニング(資格)はそんなに難しいものではないので、初心者からでも大丈夫です。

私がインドでRYT200のトレーニングを受けた際には、ヨガ経験があまりない人もいました。

もちろん、トレーニングを受ける前にヨガの経験があった方がプラスですが、大切なのはヨガインストラクターとしてデビューしてからの努力。

ヨガインストラクターとして仕事をするために必要なスキルは、記事の後半で紹介しています。

ヨガインストラクターの主な仕事内容

まずはヨガインストラクターの主な仕事内容(私が普段やっていること)を紹介します。

実は、具体的な仕事内容をちゃんとリサーチする前に半ば勢いでインストラクターになっちゃった私。実際に仕事を始めてから「これも仕事なのね!」と気づくこともありました。

「ヨガを教える」以外にも色々とやっているので、それらを全て詳しく解説していきます!

グループ・個人レッスン

まずはメインのお仕事から。レッスンはグループレッスンと個人レッスンの2種類があります。

グループレッスンの場合、生徒の人数はスタジオの規模によって様々。小規模のスタジオであれば5人~10人、大規模であれば20人以上になることもあります。

個人レッスンは1対1や1対2くらいのプライベートレッスンです。プライベートレッスンは、スタジオなどを通して行うケースと、個人で顧客を持つケースがあります。

私の場合、プライベートの生徒さんはみんな知り合いや友達を通して知り合った方々です。SNSなどでスケジュールを調整して、定期的にレッスンをしています。

レッスンの内容を考える

「教える」前の準備として大切な仕事が、レッスン内容を考えること。

私の場合、毎週のように来てくれている生徒さんもいるので、リピーターや常連さんが飽きてしまわないようにレッスン内容に変化を持たせています。

反対に、その日の参加者みんなが私のクラスに来るのが初めてという場合は、私の中で「王道」としているレッスンをします。

ヨガインストラクターになったばかりの頃は、その日に何をやるかを事前に紙に書いたりメモをしていましたね。慣れてくると頭の中で「まずこれやって、その後にこれで…」と考えることができるようになりました。

ただ、必ずしも事前に考えていた通りにレッスンができるわけではありません

例えば、参加者の中に初心者さんや妊婦さん、とても体が固い人や膝や腰などを痛めている人がいたりすると、そういった人に合わせて内容を調整します。

生徒のサポート・アドバイス

レッスン中は、生徒のポーズを修正したり、正しくポーズが取れるようにサポートしたり、必要に応じて別のポーズを提案したりしています。

コロナの影響で、最近はレッスン中に部屋の中をぐるぐる歩き回きづらくなっていますが…コロナ前はよくやっていました。

レッスンの時間帯以外にも、生徒から質問や相談があれば対応します。

「このポーズができないんだけど、どうやって練習すればいい?」「背中を鍛えるためにはどのポーズがいい?」など、レッスン終わりに5分10分程度話すことはよくあります。

新人インストラクターの時は「触るのが怖い」という気持ちで、なかなか自分のマットから動けなかった思い出があります。

このサポートやアドバイスはインストラクターとしての経験や知識が問われるので、私もまだまだ勉強が必要と感じています。

受付・販売などの接客

大きなスタジオやスポーツジムであれば受付スタッフがいるのですが、だいたいのスタジオではインストラクターが受付などの接客もすることになります。

例えば私は普段レッスン以外にこんなことをしています。

  • 参加者の情報をシステムに打ち込む
  • レッスンチケットの説明・販売
  • ヨガマットやブロックなどの説明・販売
  • 初めて来たお客さんへのスタジオの説明

スタジオの管理

ここで言うスタジオの管理とは、広い意味でのレッスン準備です。例えば私はこんなことをしています。

  • スタジオの看板を表に出す
  • 休憩スペースにあるお茶・水の準備
  • 生徒の人数分のマットの用意
  • キャンドルやお香をたく
  • 戸締まり

誰か別の人がこれらの準備をしてくれる日もありますが、自分で鍵を開けてスタジオに入り、準備、受付、レッスン、片付け、戸締まりを全て自分1人でやる日が多いです。

準備が終わってないうちに早めに生徒さんが来たり、初めての人が多かったりする日のレッスン前は結構バタバタします。

営業活動

インストラクターになったからといって、すぐにどこかのスタジオでレッスン枠をもらえるというわけではなく。

インストラクターの資格を取った後に、スポーツジムやヨガスタジオへ就職(営業)活動をしている人は多いと思います。

私はインドでインストラクターの資格を取得した後、すぐにドイツにやってきたので日本でのインストラクターの始め方はわかりません。ですが、だいたいドイツと同じよう感じかと思います。

私がドイツでインストラクターとして仕事を始めるまでの話はこちらの記事で詳しく書いているので、ぜひ読んでみてください。

有名な先生になればスタジオ側から「うちでレッスンをしてください」と声をかけられるのでしょうが、そうなるまでには時間も経験も必要です。

スケジュール管理

スケジュール管理も大切な仕事。

私の場合「◯曜日の◯時から」という固定レッスン枠がほとんどですが、誰かのレッスンの代行やプライベートレッスンなど流動的な予定もけっこうあります。

レッスンがない時間は友達と会ったり、買い物をしたりプライベートの時間として過ごしているので、ダブルブッキングなどをしてしまわないように常に予定はしっかりと把握しておくことが大切です。

事務作業

フリーランスとして働く場合には、事務作業も仕事になります。例えば、毎月の請求書の発行や経費の管理、確定申告や納税などの諸々の手続きがあります。

一番面倒なのが確定申告!年に一度しかないイベントですが、毎年その時期になると「確定申告しなきゃ…」とストレスになります。

ちなみに、確定申告は税理士(タックスアドバイザー)に依頼する手もあります。費用は発生しますがストレスはないですよね。

ヨガインストラクターに必要なスキル

一流のスポーツ選手が必ずしも一流の指導者になれるわけではないように「ヨガができること」と「ヨガを教えること」は違います。

もちろんヨガのスキルは大切です。ですが、仕事として、特にフリーランスとしてインストラクターを続けていくために必要なスキルを私なりに書き出してみました。

観察力

ヨガ経験や柔軟性、体格、年齢などは一人ひとり異なります。

同じスタジオの同じクラスだからといって、参加者の特徴やレベルをよく考えずにいつも同じレッスンをすることは、良いインストラクターとは言えないでしょう。

そこで大切なのが観察力。「今日は初心者が多いな」「あの人は膝が硬そうだな」「あの人は姿勢が悪いな」など生徒をよく観察して、その日のグループの特徴・レベル・雰囲気にあった最適なレッスンを提供できる力が必要だと思います。

語彙力・表現力

よりわかりやすいレッスンにするためには語彙力・表現力も求められるスキルの一つ。

例えば「背筋を伸ばす」ということを言いたい時、次のように言えばより上手く伝わると思いませんか。

頭のてっぺんについた糸を、上から誰かに引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばしてください。

この表現方法はけっこう有名だと思います。私も日本のヨガスタジオに生徒として通っている時、インストラクターに言われました。

このように、今やってほしいことをどのような言葉や表現で伝えるかってとても大切です。

私は普段ドイツ語でレッスンをしていますが、ドイツ語のネイティブではありません。当然、語彙力は他の先生よりハンデがある状態です。

なので、レッスンごとに言葉を変えて反応を見てみたり、他の先生のレッスンをドイツ語で受けて、その先生たちがどんなことを話しているのかを勉強したりしています。

瞬発力

ここで言う瞬発力は、フットワークの軽さや行動力とも言い換えることができます。

要は「◯曜日の◯時からのレッスンの代行を探している」「毎週◯曜日にレッスンができる人を探している」といった話にすぐに反応できることが、レギュラーレッスンを増やすことに繋がります。

私がドイツのヨガスタジオでレッスンを始めた時、レギュラーレッスンは週に1本だけでした。そしてその1年後には、同じスタジオでレギュラーレッスンは週5本にまで増えていました。

その1年間に何をやってたかと言うと、スタジオが「やってくれない?」と声をかけてくれたレッスンは全て受けたんです。

全てのレッスンに100%の自信があったわけではありませんが、できる・できないよりも先に「これはチャンス!」と思ってスケジュールの許す限り受けました。

結果として「ユリはいつでも何でもやってくれる」というイメージを持ってもらえて、レッスン枠が空いた時に「よかったらやらない?」と声をかけてくれるようになったのです。

今振り返ると、最初の1年間は色々と自分を追い込んでいたなぁと思います。

自己アピール力

ヨガインストラクターの世界では、普通の会社のように長く続けていればキャリアがどんどん上がっていく、というわけではなさそうです。

美容師ならスタイリストやトップスタイリストなどのランクがあったりしますよね。

ですが、ヨガ業界では指導歴が長い先生も新米の先生たちと同じレッスンフィー(料金体系)でやっていることも多いです。(日本の大手スタジオならランク分けがあるかもしれません)

また、料金体系は同じですが、参加人数によって歩合制であるところも多い。

そこで重要なのが、自己アピールする力。

「私のヨガのスタイルはこう」「私はこんなレッスンができる」など、自分のレッスンの魅力をアピールできることで、より自分のクラスに人を集められるのです。

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ヨガインストラクターはどんな人に向いている?

ヨガインストラクターとして仕事を続けるために必要なスキルを紹介してきました。書き出してみるとヨガインストラクターに限らず普通の会社でも必要そうなスキルでしたね。

では、性格としてヨガインストラクターはどんな人に向いているのでしょうか。こちらも私の経験から紹介します。

大勢の人でも堂々としていられる人

人の前に立って話す職業なので、大勢の人を前にしても堂々としていられることは大切です。

一度に教える生徒の人数はスタジオによって様々ですが、大きなスポーツジムなどでは1回のレッスンで50人に教えることもあります。

そのような状況であっても、落ち着いて自分のレッスンができる人はヨガインストラクターとしてやっていけるでしょう。

独学できる人

ヨガインストラクターとしてスタジオでレッスンをするためには、ティーチャートレーニング(TT)を受けるのが一般的と解説しましたが、TTはあくまでインストラクターとしての入り口。

ヨガインストラクターとして活躍していくためにはそこからの学習・練習が必要です。

このあたりは、美容師やメイクアップアーティストなどと一緒でしょう。

私も、家で苦手なポーズの練習をしたり、他の先生のクラスを受けて色々なヨガポーズを学んだり、足りない知識を本などで学んだりしています。

自発的な行動ができる人

ヨガインストラクターは一度レッスンが始まれば自分1人で仕事を進めることになるので、自分で考えて自分の判断で行動できる力が求められます。

「必要なスキル」で紹介した通り、レッスンの準備から片付け、戸締まりまで全て1人でやることも多いです。

なので、つい誰かの指示を待ってしまうような人はストレスを抱えてしまいそうだなと。

責任感がある人

ヨガインストラクターに限らず全ての仕事に共通することだと思いますが、責任感がないと仕事ができません!

特にヨガインストラクターの場合、責任感がないとこんなことが起きます。(体験談含む)

  • 自分のレギュラークラスを当日いきなり「今日はできない」と言い出す
  • レギュラークラスをやたら休む(代役たてまくり)
  • レッスンの時間ギリギリに来る

こんなことが続くと、スタジオオーナーやお客さんからの信頼を失ってしまうでしょう。特にフリーランスは信用・信頼があってこそ成り立つ商売なので、責任感は必須でしょう。

体調管理ができる人

「責任感がある人」の話に関連しますが、ヨガインストラクターとして最も気をつけるべきことは体調管理です。

体調不良などでクラスができない場合には代役を立てる必要がありますが、当日になっていきなり代役を見つけるのはけっこう難しいのです。

最悪、クラスをキャンセルせざるを得ずお客さんに迷惑をかけてしまうことも。

私は幸い、今まで体調不良で当日に代役を立てたことはありません。もともと体が弱い方や突発的に体調を崩しがちな方は、仕事を続けていくことが難しい時があるかもしれません。

ヨガインストラクターに関する小さな疑問

最後にいくつか、ヨガインストラクターに関する小さな疑問について私の考えを書きます。ただ、これはみんな色々考えがあると思います。あくまで私個人の意見を書かせてもらいますね。

体が硬くても大丈夫?

大丈夫!体はヨガをしているとだんだんと柔らかくなります。

そもそも、ヨガインストラクターだからといって「完璧最強のヨギー・ヨギーニ」である必要はありません。

一流のプレーヤー≠一流の指導者ではないのと同じですね。

体が硬いからこそ、ヨガ初心者さんの悩みに寄り添ってあげられるというメリットもあります。

太っていても大丈夫?

当たり前じゃないですか!ヨガインストラクターだから痩せてないといけないとか、そんなこと言ってるの日本の大手ヨガスタジオだけじゃないですかね?(違ったらすみません)

体が資本の仕事なので健康体である必要はありますが、スリムである必要は全くないと私は思います。

みんな違ってみんないいですからね。

年齢制限はある?

年齢制限はありません!誰でも、いつからでもヨガインストラクターになれます。

私は日本で会社員を5年間してからヨガインストラクターになったのですが、同じように昔は別の仕事をしていて、ヨガインストラクターにキャリアチェンジした人は多いです。

むしろ、新卒でいきなりヨガインストラクターになってる人の方が少ないかも。

人生、今この瞬間がこれからの人生で一番若い時ですから、年齢を理由に自分にブレーキをかけずに挑戦していきましょう!

まとめ

ヨガインストラクターのスキルや仕事内容についてさらっと紹介するつもりが、予想以上にボリュームいっぱいの記事になりました。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます

ここで紹介しているのは、ドイツでフリーランスヨガインストラクターをしている私個人の意見です。しかし、だいたいは当たってるんじゃないかなと思います。

色々と苦労はありますが、私はヨガインストラクターという自分の職業が好きです。ずっとこれ一本でやり続けるかはわかりませんが、おばあちゃんになっても続けていきたいと思っています。

この記事がヨガインストラクターを目指している方の参考になれば嬉しいです。

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3件のフィードバック

  1. download より:

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