こんにちは、Yuriです。ドイツでフリーランスのヨガ・ピラティスインストラクターをしています。
ヨガインストラクターの指導資格を取った直後は、ヨガの経験が何年あったとしてもインストラクターとしては未経験。
しかし、ヨガの求人を見てみると募集資格に「指導経験2年以上」と書いてあることも多く、未経験でも応募できる仕事がない!ということもあります。
そこで今回は、未経験からヨガインストラクターの仕事を見つけるための方法を紹介します!
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未経験でヨガインストラクターの仕事を見つける方法3ステップ
RYT200などのヨガのインストラクター資格を取得した後、どのように仕事を始めればいいのでしょうか?
インドでインストラクター資格を取得した後、指導経験ゼロでドイツでヨガインストラクター就職した私の経験を元に紹介します。
【ステップ1】インストラクターとしてヨガスタジオを観察
ヨガの求人に手当り次第応募する前に、自分がヨガインストラクターとしてどのようなレッスンを提供できるのかを考えてみましょう。
「こんなレッスンをしたい」「生徒にこんな時間・体験を提供したい」といった、自分の指導の軸がまだない人は、インストラクターの目線からヨガスタジオ巡りをしてみることをおすすめします。
私も、ドイツ語・英語でレッスンをするための準備として、まずはベルリンのスタジオ巡りを始めました。色々なレッスンを体験し、レッスンスタイル、難易度、レッスン中に使われている表現などを勉強すると共に、「ドイツのヨガ」の雰囲気を掴みました。
ちなみに、今働いているスタジオは最初のスタジオ巡りで訪問したうちの1つですよ。
【ステップ2】仕事に向けて自信をつける
ヨガインストラクターの仕事を始めるにあたり、私が最も不安に感じていたのは自分自身の経験のなさでした。
ヨガ歴こそ5年ほどありましたが、資格を取ってすぐにドイツに来たので指導経験はほぼ0。ドイツ語・英語はもちろん、日本語でレッスンをする自信もありませんでした。
日本ではインストラクターの採用面接の場で模擬レッスンをすることもあるようなので、それに備えて自分にインストラクターとしての自信をつけましょう!
自信をつける方法①友人・家族相手にレッスンをする
周囲に協力してくれそうな友人や家族がいる場合は、その人達に向けてレッスンをしてみましょう。
知っている人が相手だと、ちょっと気恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、真面目に、できるだけ本番を意識してやることがポイントです!
自信をつける方法②レッスン動画を作る
もう1つのおすすめの方法が、You Tubeなどでのレッスン動画の作成。私は5~10つくらいの動画を作りましたが、実際に人前でレッスンをする時にかなり役立ちました!
- 自分のレッスンスタイルを確立できる
- レッスンの流れ、説明方法(フレーズ)の練習ができる
- 求人募集する際のアピールになる(かも)
【ステップ3】ヨガスタジオに問い合わせ・応募をする
教える準備が整い、自信がついたらいよいよスタジオに連絡しましょう。
大手のスタジオであれば求人サイトに情報が載っていますが、個人スタジオではHPなどに小さく掲載されているだけだったり、そもそも求人すらないこともあります。
なので、「ヨガインストラクター募集」の情報がなくても、とりあえず連絡してみてください。
私は、スタジオ巡りで訪問した中で、立地や雰囲気を元に10くらいのスタジオに履歴書をメールで送り、そのうちの2つでレッスンをすることになりました。
最初は週に1レッスンでも大丈夫!一度スタジオのインストラクターになることができれば、同じスタジオ内でレッスンを増枠するのはわりと簡単です。(私は週1から始め、1年後には週5本くらいに)
ドイツだからこそ就職できた?
こうして無事に「ヨガの仕事がない」状況を脱出できたわけですが、今でもドイツだからこそ就職できたと思うこともあります。
先輩インストラクター(日本人)の方の話を聞くと、日本では、面接の時に模擬レッスンをしたり、他の候補者を含めてのグループ面接だったり、有名なスタジオだと本部の有名な先生の前で面接が行われたりと、かなり本格的(厳しい)そうです。
怖い・・・
ちなみにドイツでは、これまでの活動や自分のレッスンスタイルなどをお茶を飲みながらお話しただけで、とっても和やかでした。面接後「○月○日から毎週レッスンできる?」という返事が来た時は「え、いいの?」と私自身が思ってしまうほどでした。
フリーランスヨガインストラクターになるには?
ここまでヨガの仕事の見つけ方を紹介してきましたが、フリーランスヨガインストラクターになりたい場合でも同じです。
ちなみに、ドイツでは、ヨガインストラクターと言えば基本的にフリーランス。スタジオと契約してレッスンを行っている場合でも、スタジオに雇用されているわけではないため、保険その他の福利厚生はありません。
スタジオにもよりますが、レギュラーレッスンでも正式な契約書がないことも。レッスンフィーなどを定めたものを自作して、サインしてもらうことができます。
不定期に依頼される代理レッスンについても、スタジオから「明日レッスンできる?」みたいな連絡がふいに来て、「OK!」と返事して、当日スタジオに行ってレッスンをして「チャオ!」って言って帰る、みたいな流れで、とても緩い感じです。
給料の受け取り方
フリーランスの場合は、他のフリーランス職業と同じく月末などに自分で請求書を作って請求します。
請求書の他には、年度末の確定申告などもフリーランスの仕事。フリーランスはこういった事務・税務作業もついてくるので、やらなければいけないことはしっかりチェックしておきましょう。
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ヨガ業界は厳しい?
たまたまご縁があってスタジオが決まりましたが、ヨガインストラクターの世界は実力主義。
レッスンに人が集まらなかったり、レッスンに頻繁に代役を立てたりすると、打ち切りやインストラクターチェンジもありえます。
ヨガインストラクターの資格は、時間とお金があれば取れてしまうので、たくさんいるインストラクターの中で、どう個性を出していけるかを考える必要があります。
ワークショップなどに参加してヨガに対する知識を深めたり、別のヨガスタイルのトレーニングを受けて自分のレッスンの幅を広げたり、個人レッスンをやったり・・・ヨギーニとして、インストラクターとしての成長が常に求められていると感じています。
チャンスの神様には前髪しかない
これは、前職の会社でよく言われていた言葉です。実際に想像すると変な神様になってしまいますが、要は来るべきチャンスに備えて準備をしておくべき、という意味です。通り過ぎた後に「あれはチャンスだった」と気づいても、後ろ髪のない神様を捕まえることはできません。
これを実感したことがあります。
あるスタジオに履歴書を送ったところ、数時間後に電話がかかってきました。内容は「今日の夜で代理の先生が必要なんだけど、レッスンできない?」というものでした。レッスン開始はなんと2時間後!!!準備時間がほぼない状態でちゃんと出来る自信は正直ありませんでしたが、チャンス!!!!と思ってOKをしました。
そのスタジオとは今でもたまにヘルプ依頼があり、スタジオのスタッフとも最近仲良くなってきました。この流れでレギュラーレッスンくれないかなーっと狙っています。
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