ドイツ・ベルリン生活1年4ヶ月経過
2017年11月から開始したここベルリンでの生活も、早いもので1年4ヶ月が過ぎました。こっちに来てから人生への考え方、仕事への考え方など色々と自分の中で変化したことがありました。ビザが取れた今、後どれくらいここにいるのか、など将来についても日々考えています。
考えは文字にすると明確になります。
そこで今回は、最近の近況報告、今とても強く自分の中で感じている「自分に普段関わってくれている人への感謝の気持ち」とこれからの予定(現時点で考えていること)を書き留めておきたいと思います。
近況報告
昨年4月から本格的にヨガインストラクターとしての活動を始め、もうすぐで1年経ちます。週1回のレッスンから始まったスタジオでの定期レッスンも、「何でもやります!」精神で頑張った結果、ありがたいことに現在は週4レッスンに増えました。それ以外にはプライベートヨガレッスンを始めとして、たまたまご縁のあった方々と個人的な仕事をしています。
ドイツでは、フリーランスのビザを持っている人は現地の企業などに雇用されて働くことが出来ません。(アルバイトも含む)なので、ワーホリビザの時にやっていた日本食レストランでのバイトは、ビザ切替と同時に辞めることになってしまい、当時はそこでのバイト代が収入の支えになっていた事情もあり、やっていけるのか不安でした。
ですがヨガのお仕事が増えたり、私の能力や人柄を信用してくださる方々のおかげで、最近は収入も安定してきました。
フリーランスになってわかった「仕事があること」のありがたさ
フリーランスになってみると「仕事が頂けることはとってもありがたいこと」ということに気づきました。会社員の時には、仕事があることが当たり前でした。会社が作ったビジネスモデルの中で、自分が頑張らなくても仕事はやってきます。自分で仕事を取りに行ったり探しにいく必要がない上に、毎月一定の給料とボーナス、さらに交通費や保険料の補助など色々な福利厚生もついていきます。
フリーランスは違います。
仕事は自分で取りに行くものであるし、一度取れた仕事が継続するかどうかもわかりません。私も一時期よく代理レッスンをやっていたスタジオがあるのですが、最近は代理の依頼もたまにしか来ず、おそらく代理が必要な場合は他から調達しているんだろうなと思います。ま、最近は正直予定が詰まりすぎてて代理する余裕がないのでいいんですけど。
会社員のように会社のブランドや信頼感があるわけではなく、全て自分の能力で勝負していかなければいけません。いわば「私」という会社を経営している社長、兼広報責任者、兼実務・事務・経理責任者のようなものです。
フリーランスになってみて、会社員って恵まれてるな~と思いつつ、個人的には自分自身で勝負ができるフリーランスという働き方が合っているとも感じます。自分次第で何事も決まる挑戦感と達成感、自分のペースで働けることがその理由の一つですが、もう一つ、一つ一つの仕事を感謝の気持ちをもって出来ることもあります。
本当に、ドイツに来てから感謝の気持ちが止まりません。私という個人に対して信頼してくれて、仕事をまかせてくれているのですから。この記事のタイトルは決して大げさなことを言っているのではなく、
- たくさんのレッスンを任せてくれるスタジオ
- 私のレッスンを受けに来てくれる生徒さん
- 私を信頼して仕事を依頼してくださる方々
- 私に部屋を貸してくれる大家
など、たくさんの方々のおかげで今の私があります。頂いた期待や信頼に応えるために、頑張ろうと思えます。
これからの予定
昨年(2018年)9月に3年間のフリーランスビザが下りたのでとりあえず滞在は出来る状況ですが、これからについては未定です。いざとなったらまた日本に戻って会社員になって働けばいいや、と思っているので、やれる所までやりたいと思っています。
ただ、将来のことを考えて本当にベルリンでこのまま生活していけるのかを判断する時期は、いずれ来ると思っています。「日本に帰りたくないから」という理由で貯金を切り崩しながら生活する、という行動は、目先の欲望を優先して将来のリスクを高めているだけです。なのでたぶん、仕事がなくなったり、経済的に辛くなったら帰ります。
明日は明日の風が吹く
私の座右の銘です。1年前、自分がこんな風にドイツで過ごしているなんて想像していませんでした。これが1年後にどう変わっているか・あるいは変わっていないかもわかりません。ただ、こっちで0の状態から色々と積み上げてきた経験から感じるのは、仕事もプライベートもあるタイミングで全てが上手くハマる、ということです。
上手くいかないことや期待外れの出来事が起きたとしても、「それはもともとそうなる運命じゃなかったんだな」って思うようにしています。それで結局、後になって何かぴったり自分にハマる仕事や人が見つかります。
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