【2019年】ベルリン観光で見逃せないイベントまとめ(7月~12月)

ベルリン生活2年目突入!2019年もベルリンは楽しい!

ドイツの首都であり、多くの大学がある学生の街でもあり、アーティストが集まるアートの街でもあり、トルコ系を始めとする外国人が多く住む他国籍な街でもあり、壁があった時代の名残が残る歴史の街でもあるベルリン。

2017年11月からスタートしたベルリン生活も2年目に突入しました。今年もたくさんの人にベルリン観光に来てもらいたい!という思いから、2019年7月~12月に開催予定のイベントを紹介します!(2019年上半期編はこちら

昨年参加したイベントには、私の感想も添えています。また、2018年版にはないイベントも多数紹介しています。ご旅行の計画にぜひ参考にしていただければと思います。

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夏真っ盛り!気分が盛り上がる7月

ベルリンのくま

7月になるとベルリンもいよいよ夏!冬の暗さが嘘のように日が落ちるのがどんどん長くなっていきます。この時期にベルリンに来ると夜21時くらいまで明るいので時間を忘れて遊べますよ!

4日ー8日 Classic Open Air at Gendarmenmarkt

ヨーロッパで最も美しい広場の一つを言われているベルリンのGendarmenmarkt(ジャンダルメン広場)で毎年開催されている野外コンサートで、今年は28回目です。クラシックと聞くと少し堅いイメージがあるかもしれませんが、このオープンエアーではクラシックだけでなくロック、ポップ、ジャズ、オペラなど様々なジャンルの音楽の他、ライトアップや花火の演出もあり、耳だけでなく目でも楽しめます。過ごしやすい7月の夜にぴったりのイベントです。

コンサートは全て19:30からで、チケットは46ユーロ~。オンラインで購入可能です。

公式サイト:http://www.classicopenair.de/en

12日ー14日 UdK-Rundgang: Tage der offenen Tür an der Universität der Künste

ベルリンにある有名な芸術大学UDK(Universität der Künste)が、若いアーティストや芸術家との交流などを目的として大学内にあるアトリエや工房を公開するイベントです。金曜日は13時から22時、土曜日は11時から22時、日曜日は11時から20時に開催され、普段見ることのできない一流大学の様子を見学することができます。(入場無料)

20日 Botanical Night at Botanical Garden

ベルリンの南西(電車の路線図的には左下)にある、1910年に開園した43ヘクタールもの大きな植物園で毎年開催されているイベントです。直訳すると「植物園の植物的な夜」ですね。Botanical Nightでは開園時間がなんと深夜2時まで延長され、16kmにわたっていくつかのテーマごとにライトアップされた様々な草花や生き物を見ることができます。植物だけでなくダンスパフォーマンスやフードトラックなどもあり、さらにイタリアン・ガーデンでは花火も打ち上げられます。。

入場券は35.2ユーロ~です。なお、Botanical Gardenはクリスマスの時期にもライトアップイベントを行っており、そちらも大変人気です。人気のイベントなのでチケットは事前に購入しておいたほうが良いでしょう。

27日 Christopher Street Day

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人権を訴える日であるChristopher Street Dayの日にベルリンで行われる盛大なゲイパレードです。歴史は意外と古く、今年で41回目を迎えます。LGBTの人々がカラフルな衣装で身を包み、音楽と共にパレードします。

デモパレードは12時からベルリンの中心Kurfürstendammでスタートし、15時~17時にBrandenburger Tor(ブランデンブルク門)でフィナーレです。この日はパレードコースは一部道路が封鎖されていたり、バスが迂回運行するなどがありますので、ご注意ください。

ちなみに、去年たまたまこの日に、パレードコース周辺で用事があったのですが・・・みなさん思い思いのコスチュームに身を包み、楽しそうに歩いていました。デモというよりお祭りムード高めのイベントなので、少し覗いてみるのもおすすめです。

テラスでのビールが美味しい8月

8月は学校も休みなので夜まで楽しめるイベントが盛りだくさん!この時期は航空券は最も高く安い時期より5万円以上高いですが、日本の夏よりも過ごしやすいので気持ちが良く、ビアガーデンも楽しめるのでおすすめです!

1日 175 Jahre Zoo Berlin(ベルリン動物園175周年)

2019年に175周年を迎えるベルリン動物園の記念イベント。詳細はまだ公開されていません。

2日ー4日 International Berlin Beer Festival(Biermeile)

ドイツの非公認・公式飲料のビールが存分に楽しめる「世界一(距離が)長い」ビアフェスト(ギネス認定)で、毎年8月に開催されています。Fiedrichshain地区のKarl-Marx-Allee沿い2.2KMに渡り、およそ90カ国約350のブリューワリーのビアスタンドが並び、来場者は2400種類ものビールを楽しむことができます。

このビアフェスタはビールの生産地ごとにいくつかのエリアに分かれており、ドイツ国内は地域ごと、外国や日本のビールが楽しめるエリアもあります。通り沿いにいくつか設けられるステージではドイツの伝統的な音楽のライブ演奏なども行われ、お祭り気分を盛り上げてくれます。

もちろん、フードスタンドなども豊富にあるのでビールが飲めなくても楽します。ただ、ペットボトルの水やジュースは割高に設定されているので、持参したほうが良さそうです。

公式サイト:http://www.bierfestival-berlin.de/index%20eng.html

12日 流星

これはベルリンに限らず世界中で見られるとのことですが、11日夜から12日朝にかけての深夜、特に深夜2時から4時にかけて(上手く行けば)1時間に100以上の流れ星が見られるそうです。周囲に明かりのない場所の方がより楽しめますが、ベルリンは日本ほど夜が明るくないのでちょっと都心から外れるだけで見えそうだなぁと思います。

16日、17日 Potsdam Palace Night

ユネスコの世界遺産に登録されているポツダムのサンスーシ宮殿で毎年開催されている、世界過去の華やかな歴史とプロイセン王の栄華を祝うイベントです。開催期間中はバロック式の美しい室内や調度品を鑑賞することができ、庭園はライトアップされます。その他にもクラシック音楽のライブ演奏や真夜中の花火、フードトラックなど過ごしやすい夏の夜の散歩にはぴったりのイベントです。

チケットは41ユーロ~。14歳以下の子供無料です。チケットは売り切れる可能性があるので、お早目に。

16日、17日 German Federal Government open day

berlin-ドイツ連坊議会議事堂

メルケル首相に会えるチャンス!毎年夏に、ドイツ政府が普段一般の人が入れない執務室や会議室を公開するイベントで、ドイツを動かしている議員達との会話や子どもたちとの交流会などが行われます。実際の執務室を見学したり、議員やスタッフの日々の仕事の話を直接聞くことで、ドイツの政治の裏側を覗き見ることができる貴重な機会です。

注意点として国の重要機関の中に入るイベントのためセキュリティチェックは厳重です。”空港で有効な身分証の携帯”が義務付けられているので、パスポートを持参し、リュックなど大きな荷物は持っていかないようにしましょう。ミュンヘンのオクトーバフェストでも最近は大きな荷物を持っている場合テントに入れません。リュックは認められない場合が多いので気をつけましょう。

19日ー8月6日 Young Euro Classic

若手の演奏家のためのコンサートです。世界中の若手演奏家に最高の演奏の機会を提供し、ベルリンでのクラシック音楽の発展を目的として2000年に設立されました。最も美しい広場の一つと言われているGendarmenmarktで催され、ベートーヴェンなどの定番から現代的な音楽まで演奏され、毎年多くの観客を魅了しています。

コンサートは通常20時からの開演で、チケットは17-29ユーロ+サービスチャージです。

公式サイト:http://www.young-euro-classic.de/en/

23日ー25日 Veganes Sommerfest am Alexanderplatz

卵やチーズなどを含む全ての動物性食品の摂取を制限するVegan(ヴィーガン)は、もはやドイツにおいてはトレンドではなく生活スタイルの一種になっています。このイベントでは約130のスタンドが並び、Veganの食べ物や化粧品、衣類などの販売が行われます。入場無料です。

ドイツではVegan向けの食品が豊富にあり、日本よりもVeganとして生活していくことが難しくありません。少し興味のある方は、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

31日 Long Night of Museums

普段は夜になると閉まってしまう美術館・博物館が真夜中まで空いているという夜まで明るい夏にぴったりにイベントです。80の美術館・博物館・文化センターが営業時間を延長し、深夜2時まで800以上の特別イベントやアーティストやミュージシャン、ダンサー達によるパフォーマンスを楽しむことが出来ます。

Potsdamer Platz(ポツダム広場)にあるKulturforum(カルチャーフォーラム)が本部となっており、参加している施設、各イベントの詳細などの情報入手やチケットの購入が行えます。

チケットは7月30日からウェブサイト、参加する美術館やBVG(ベルリン交通局)のサービスセンターなどで購入できます。イベント参加者は各施設を結ぶシャトルバス乗り放題に加えて、午後3時から午前5時までベルリン内の全ての交通機関を無料で利用できます。

公式サイト:http://www.lange-nacht-der-museen.de/en/

暑かったり涼しかったり、と思ったらいきなり寒くなる気温の読めない9月

9月の気温は毎年よくわかりません。まだ夏を思わせるような暑い日が続いたと思えば、いきなりコートが必要なくらいの寒くなったりもします。ご旅行の際は天気予報がチェックしてくることをおすすめします。

8月29日ー9月19日 Musikfest Berlin(Music Festival Berlin)

世界の有名なオーケストラの演奏が聞けるクラシックの祭典です。世界から20の音楽団や合唱団、多くのソリストがベルリンに集結し、19日間の間に80以上の演奏が披露されます。

公式サイト:https://www.berlinerfestspiele.de/de/musikfest-berlin/start.html

6日ー11日 Internationale Funkausstellung IFA 2019

一般向けの電化製品などを扱う、世界規模のメッセです。テレビやカメラ、ノートブックやナビなど、1000以上の展示品が集まります。

11日ー21日 International Literature Festival Berlin

世界中の現代作家の新しい作品が紹介される文学の祭典です。世界の文学、自伝、子供向け文学など6つのテーマに分かれ、作者が自分の作品を世界のブックファンに紹介します。

公式サイト:http://www.literaturfestival.com/aktuelles-en?set_language=en

8日 Tag des offenen Denkmals(Heritage Day In Berlin)

ベルリンにある数多くの歴史的な建造物やモニュメントの中に入れる貴重なイベントです。人々の文化遺産とその保存への意識向上のために始められ、2019年のモットーは”Modern(e): Umbrüche in Kunst und Architektur”(芸術と建築の大変動)です。この日は普段は一般公開されていない多くの建造物の中に入れるガイドツアーが催され、保存活動に関する話を聞くことができます。参加申し込みはオンラインサイトから可能です。

公式サイト:http://tag-des-offenen-denkmals.de/

28日、29日 Berlin Marathon(ベルリンマラソン)

berlinmarathon-morning

朝のスタート広場の様子

約120カ国から4万人以上が参加する国際的なマラソン大会です。ベルリンの各名所を回るコースは高低差があまりないため、過去に世界記録が何度も出ている「高速コース」として知られています。コース上には70以上のライブバンドやダンスグループがパフォーマンスでランナー達を応援するので、走らない人でも楽しめます。

2018年は人生3回目のフルマラソンとして、ベルリンマラソンに参加してきました!参加方法や当日の様子などは、こちら(ベルリンマラソン完走記)の記事で詳しく解説しています。ぜひ御覧ください!

公式サイト:http://www.bmw-berlin-marathon.com/en/

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そしてまた季節は冬に向かっていく10月

10月になると夜はかなり冷え込みます。手袋・マフラーを持ってきてくださいね。

3日 Fest zum Tag der Deutschen Einheit(ドイツ再統一記念日)

1989年にベルリンの壁が崩壊し、翌年10月3日に東西に分かれていたドイツが再び一つになったドイツ国民、特にベルリン市民にとっては特別な「再統一記念日」です。ブランデンブルク門近くのエリアではステージ上でのライブ演奏やフードスタンド(もちろんビールも!)が楽しめます。

ちなみに10月3日は祝日でデパートやスーパーなどは閉まっているので気をつけてくださいね。

9日ー20日 Berlin leuchtet(Berlin Illuminated)

ベルリンライトアップ

ブランデンブルク門なジェンダルメン広場などベルリンの有名な観光スポットや、ショッピングモール、駅、橋など様々な場所がカラフルにライトアップされる美しいイベントです。その数なんと500箇所以上!プロジェクションマッピングで美しく照らされた景色はインスタ映え間違い無しです。

たくさんの建物がライトアップされるので歩いていると何かしら見ることができると思いますが、具体的なライトアップされる場所はWebサイトで確認できます。なお、この時期になると夜は冷え込みますので手袋とマフラーを忘れないようにしてくださいね。

公式サイト:http://berlin-leuchtet.com/events/karte/

日が短くなって一気に寒くなる11月

日が短くなって一気に寒くなる11月ですが、あと少しでクリスマスだからみんなの気持ちはあまり暗くなってないかも。

10月31日ー11月3日 Jazzfest Berlin

ジャスフェスト-ベルリン

世界からミュージシャンが集まり、ジャズの可能性や多様性を祝う50年続いている音楽の祭典です。メイン会場はHaus der Berliner Festspieleでその他いくつかのジャズクラブで開催されます。

公式サイト:https://www.berlinerfestspiele.de/de/jazzfest-berlin/start.html

4日ー10日 Route der Revolution

2019年にベルリンの壁崩壊30周年を迎えることから、ベルリンの壁と深い関わりがある7つのスポット(Kurfürstendamm, Brandenburger Tor, Schlossplatz, Alexanderplatz, Gethsemanekirche, East Side Gallery,  ehemalige Stasi-Zentrale)でオープンエアーのイベントが開かれます。9日の夜にはベルリンの各所でコンサートが開かれる予定です。

6日ー10日 Bazaar Berlin

画像出典:https://www.berlin.de/wirtschaft/messen/2102505-1612022-bazaar-berlin.html

500以上のメーカー・ハンドメイド作家の作品が集まるハンドメンド専門メッセです。以前は”Import Shop Berlin”という名前になっていました。入場料(€9.5)はかかりますが、ハンドメンドが好きな人は世界の60カ国から集まる作品を手に取り、購入できる貴重な機会です。Messegelände Berlinで開催されます。

11月中旬~1月上旬 Christmas Garden Berlin

毎年11月中旬から1月上旬まで開催されているBotanischer Garten(植物園)のクリスマスガーデンです。園内2kmに渡ってカラフルにライトアップされ、クリスマスをテーマにしたトナカイのソリなどの飾り付けもあります。フードトラックもあるので暖かいローカルフードも楽しめます。

子供からお年寄りまで家族で楽しめるイベントとあって、特に土日は混み合います。事前にオンラインでチケットを購入しておいたほうがよいでしょう。

公式サイト:https://www.bgbm.org/en

街がキラキラ輝く12月

11月下旬~1月上旬 Christmas Market

クリスマスマーケット

ドイツの冬といえばクリスマスマーケットですよね!ベルリンでもあちこちでクリスマスマーケットが開催されます。有名なものとしてはヨーロッパで最も美しい広場の一つと言われているGendarmenmarkt(ジャンダルメン広場)やSchloss Scharlottenburg(シャルロッテンブルク城)のマーケットです。寒い中飲むGlühwein(ホットワイン)は最高ですよ!ホットココアやKinderpunchと言うノンアルコールのホットジュースもあるので家族みんなで楽しめます。

ベルリンから電車で1時間ほどにあるDresdenという街のクリスマスマーケットも規模が大きくて有名です。日帰りができるので違う街にちょっと遠足するのもおすすめです。

5日ー8日 Zeughausmesse – Decorative Arts Fair

現代アートの先進的なアートメッセで、日常に使えてかつ質の高い現代アート作品が多く集まります。毎年85人のアーティストが審査員によって選ばれ、自分たちの作品を観客に発表する機会を与えられ、来場者はアーティストと話すことでアートへの理解を深めることができます。フェアの最後には”Berlin Volksbank Prize for Decorative Art”がとりわけ素晴らしい作品を残した4人のアーティストに送られます。

公式サイト:http://www.zeughausmesse.de/english/decorative_arts_fair.htm

31日 Berliner Silvesterlauf 2019

一年をスポーツをして過ごしたい方は、大晦日ランなんてどうでしょうか?”Pfannkuchenlauf”(Pfannkuchen:パン屋などに売ってる甘いジャムの入った丸いドーナツのマラソン大会)という呼び名がついているこの大会では、”悪魔の丘”と呼ばれるベルリン唯一の山と、その周辺がコースになっています。コースは最長で約10kmで、その他6kmコースや女性・子供向けの2km,4kmコースも用意されています。

コスチューム(何か一つでも)をして完走したランナーにはご褒美としてPfannkuchenがもらえるそうです・・・が、その中にはジャムではなくカラシが入っているものもあるそうです・・・

31日(大晦日)New Year’s Eve Party at Brandenburg Gate

画像出典:https://www.berlin.de/events/jahresuebersicht/dezember/

もしあなたが海外のクレイジーな年越しを体験してみたいのであれば、ブランデンブルク門で行われる年越しパーティーはいかがでしょうか。特設ステージでのライブや年越しの花火は本当にクレイジーです。入場無料ですが、かなり混み合いますのでステージをちゃんと見たい人は早めに会場に行きましょう。

ステージパフォーマンスは19時から始まり、年が開ける24時から花火が打ち上げられます。パーティーは深夜12時半に終了しますが、花火は朝3時まで打ち上げられるので、ちょっと落ち着いてから見に行くのもよいかもしれません。

ちなみに、安全な距離から花火を鑑賞することに慣れている日本人にとっては、ドイツ人の花火はかなり危険に感じます。ブランデンブルク門ではありませんが、私が住んでいるベルリンの地元での年越しの体験談を書いているので、よかったら読んでみて下さいね。→ドイツ人は新年を祝いたいのか花火をしたいのかどちらなのか

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