2ヶ月ほど前に税務署でフリーランスとしての登録を行い、Steuernummer(税番号)を取得しました。
その時、私はKleinunternehmer(小規模事業者)として登録を行いました。Kleinunternehmerについては、ドイツで活動されている他のフリーランスの方などのブログでもその内容が記載されているので割愛しますが、今回はこのKleinunternehmerについて最近あった出来事を共有します。
前提条件
- 2ヶ月ほど前にKleinunternehmerとしてフリーランス申請
- 申請後、1週間くらい後にsteuernummerが送られてくる
- steuernummerの通知用紙に以下のようなことが書かれていた、がちゃんと見ていなかった
事業開始年とその翌年は、毎月売上税(die Umsatzsteuer)の申告が必要です。
- Kleinunternehmerは年一回の確定申告のみでOKと認識していたので、申請後今まで一度も月次報告をしていなかった
ちなみに、売上税はUmsatz、申告はanmelden、毎月はmonatlichなので、毎月売上税を申告することはmonatlichen Umsatzsteuervoranmeldungenと言います。
※以上の条件で出来事と対応方法、結果を共有しますが、あくまで私個人の体験なので、状況によっては対応方法が異なるかもしれません。
出来事詳細
Steuernummerの取得から2ヶ月くらい経ったある日、税務署からある手紙が届きました。内容は以下のようなものでした。
- 私が3月、4月の売上税の申告がまだであること
- 申告を行う必要がある場合は10日以内にオンラインにて申告をすること
- 申告済み、または申告する必要がない場合は、その旨を同封の回答書に書いて送付すること
- 申告が必要であるにもかかわらず、申告を行わなかった場合罰金などが発生すること
この手紙を読んだ時、単純に私は「なぜこの手紙が私に届くのだろう」と思いました。仮に数ヶ月申告をしていない人を対象に催促の手紙を送るようにしていたとしても、Kleinunternehmerとして登録している人は対象者から外してそもそも手紙を送らないのでは?と考え、「え、私もしかして月次報告する必要あったの?」と焦りました。
Steuernummerの通知書を改めて読むと「事業開始年とその翌年は、毎月売上税の申告が必要」と書いてあるし、罰金とかペナルティとか書いてあるしこれはまずい!!
SPONSORED LINK
対応方法
とりあえず私が月次で売上税を申告する必要があるかどうかを知り合いの人に聞いてみたり、日本語以外の英語やドイツ語のサイトなどで調べたりしたのですが、基本的には「Kleinunternehmerは月次の申告は不要」とされているものの、税務署など信頼性のあるサイトの情報ではなかったので、確信は持てませんでした。
しかし、そもそもKleinunternehmerは売上税が免除されているので、その申告を毎月行わせるのも変な話だと思い、催促状に同封(正確には催促状の裏面)の回答書に
私は月次報告はする必要はありません。なぜならKleinunternehmerだからです。もし、私は月次報告をする場合は、Elster(ドイツのオンラインの税申告ポータル。アカウントの発行に数日かかる)のアカウントができ次第、喜んで行います。
と記載して、郵送しました。
結果
回答の郵送後、3営業日後くらいに税務署から携帯に電話がかかってきて
Kleinunterhehmerは月次の報告はいりませんよ
との連絡を受けました。いらないなら通知書にややこしく「報告が必要」って書いたり、催促状送るの止めてほしい。
まとめ
以上が最近あった税関係の出来事です。ドイツ語がわからなくて、同じような手紙が届いた方の参考になれば嬉しいです^^
ドイツはtaxconsultantをつけてその人にアドバイス受けたり代理で手続きしてもらうことが一般的みたいですが、私は今の所自力でやってます。
今後いろいろとややこしいことが起きてきたら、誰かにお願いしようかなーと思っています。
コメント
[…] ドイツ・フリーランス(小規模事業者)の月々の売上税申告について […]