ドイツで買える日本風米Milchreis(ミルヒライス)の美味しい炊き方

茶碗に入った日本の米

ドイツでお米が食べたくなったら、スーパーでも買えるMilchreis(ミルヒライス)がおすすめです。味は日本のお米には負けますが、十分美味しく炊けます。

今回は、Milchreis(ミルヒライス)を鍋で炊く方法を紹介します。

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ドイツで買えるMilchreis(ミルヒライス)とは?

Milch(ミルヒ)は牛乳、reisはお米なので、Milchreisは直訳すると牛乳ご飯お米をミルクと砂糖で甘く炊いたミルク粥みたいなものです。

牛乳とご飯ってあんまり美味しそうな感じではありませんが、Milchreisはドイツではとても有名なデザート。スーパーでもヨーグルトやプリンなどと並んでよく売られています。

Milchreisはフルーツやチョコのソースをかけて、甘いものをさらに甘~くして食べるのがドイツ流。味はまずくはないのですが、甘いお米に慣れていない日本人は苦手と感じる方が多いようです。

Milchreisは水で炊ける

ヨーグルトなどのコーナーに売られているMlichreisはすでに調理済みのあまいミルク粥ですが、お米のコーナーには調理前のお米も売られています。

そして、その調理前のMilchreisをお水で普通のお米のように炊くと日本のお米のような味がします!

ReweやEDEKAなどのスーパーはもちろん、Bio Companyなどのビオマーケットなどで簡単に手に入り、お値段も500gで1~2ユーロととてもお財布に嬉しい!

味については日本のお米ほど「お米の甘さ」は感じられないものの、タイ米やリゾット用のお米よりも柔らかく、お値段のことを考えると許容範囲です。

アジアマーケットの高い日本米と比較するとコストパフォーマンスがめちゃくちゃ良いので、ドイツにいる日本人や韓国人の間では常識になっています。

Milchreis以外の呼び方

パッケージによっては、Milchreisと書かれていないものもあります。スーパーにMilchreisが売っていない!という場合は、Rundkornreisというのを探してみてください。

Rundとは丸い、Kornは粒という意味で、Rundkornreisは「粒が丸いお米」。タイ米のような先が尖っているお米と違って角が丸いお米です。

RundkornreisもMilchreisと同じ炊き方で美味しく調理できます。

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Milchreisを鍋で美味しく炊く方法

スーパーに売ってるmilchreis

右の青いパッケージのやつがスーパーに売ってるmilchreis

留学などで海外にいる場合だと炊飯器ってなかなか持ってないので、今回はお家の鍋で計量カップを使わずに美味しいMilchreisを炊く方法を紹介します。

用意するもの

  • Milchreis
  • 蓋付きの鍋

お米を洗って水を入れる

milchreisの分量

細かい手順は省略しますが、ちょうどいい感じのコップでお米を量り、同じコップでだいたい1.25~1.5倍くらいのお水を量っていれます。ちょっとくらい多めでも大丈夫です。少ないとちゃんと柔らかくならないので多めのほうがよいでしょう。

強火にかける

milchreisの作り方1

お米とお水を入れたら強火にかけます。

沸騰して泡がボコボコしたらとろ火で10分ほど

milchreisの作り方2

ボコボコ状態

 

沸騰して泡がボコボコしてきたらとろ火にして、10分ほど火にかけます。ボコボコがだんだん落ち着いてきて、テカとしてた表面がちょっと乾いてきたら火を止めます。火にかけ過ぎると焦げてしまいますが、ちょっとおこげができるくらいなのであんまり心配しなくても大丈夫です。

炊きあがりを見分けるポイント

鍋に耳を近づけて小さく「パチパチ・・・」と音がするタイミングが火の止め時です。初めて炊く方はちょっと食べてみて、べちゃっとするならもう少しそのままにしておいたり、芯が残っているようなら少し水を足すなど、そのへんは柔軟に対応しましょう。

milchreisの作り方3

乾いてくるとこんな感じ

火を止めて10分ほど蒸らす

蒸らしの時間は結構適当ですが、10分くらいそのまま置いておくと表面がさらに乾いたような感じになります。食べごろか分からなければちょっとだけ食べてみてべちゃっとするならもう少し火にかけてみても良いでしょう。

出来上がり!

炊き上がったmilchreis

下からよくかき混ぜてからお召し上がりください。準備も含めて25分くらいでしょうか。炊きたてが一番美味しいので食べるタイミングから逆算して炊いてくださいね。

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圧力鍋で炊きたい場合

お家に圧力鍋がある場合には、圧力鍋での炊飯もおすすめです。

圧力鍋で炊飯する場合にはお米と水の量を1:1にして、圧がかかってピンが上がってから5分弱火(※)で炊飯し、火を消して圧が下がるのを待ちます。

圧が下がったらあまり放置せずに蓋を開けてかき混ぜて出来上がり!鍋で作るより短時間で出来てお米がふっくらするのでおすすめです。

※私はFisslerの圧力鍋を使い、2段階ある圧の弱い方で5分炊いています

ドイツにMilchreisがあってよかった!

残ったお米はラップに包んでおいて後で食べることもできますが、もちろん味は落ちます。なのでその場で食べてしまうか残ったお米は焼き飯やリゾット風にして食べるのがおすすめです。

また、強火で沸騰させて後はとろ火で調理するという基本を守れば、炊き込みご飯もできます。

多めの牛乳と砂糖と煮込めば本家の甘いMilchreisもできるので、経験として食べてみたい方は挑戦してください。

(追記)milchreisにアマランサスを入れて栄養アップ!!

私は日本ではお米に雑穀を入れて雑穀米にしたり、玄米を食べたりしているちょっとした健康オタクなのでドイツでもお米に栄養足したいなと思い、アマランサスを入れて食べています。

アマランサスはNASAの宇宙食に取り入れられているスーパーフードで、タンパク質・ミネラル・食物繊維が豊富です。また、アマランサスに含まれているスクワレンやトコトリエノールは美肌効果もあります!

お米と一緒に炊き上げると炊き上がる時にアマランサスが鍋の蓋にくっついてしまって勿体無いので、火を止めてからささっとお米の上にのっけて蒸すといい感じ!ちょっとプチプチとしたお米になります。

キヌアを入れて炊くのもおすすめ。アマランサスやキヌアは乾燥豆やお米のコーナーにありますよ。

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