プラスチックゴミを減らす方法。ドイツで学んだ個人でできる8つのこと

紙製のストローやレジ袋の有料化など、日本でも最近プラスチックゴミを減らす取り組みがよく行われています。

私が住んでいるドイツでは、日本よりかなり前からレジ袋が有料化しています。(1枚30円程度)また、ペットボトルや瓶のデポジットなどゴミの削減やリサイクルへの意識や取り組みが日本よりも高いと実感しています。

そこで今回は、ドイツに住んでわかった、個人でもできるプラスチックゴミを減らすための取り組みをいくつか紹介します。プラスチックゴミ削減のために個人でできることはないか、という方の参考になれば幸いです。

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なぜプラスチックゴミを減らす必要があるのか

まず、なぜプラスチックゴミを減らす必要があるのかについて簡単に確認しておきましょう。

食品のパッケージや使い捨てのお弁当箱、レジ袋など世の中には様々なプラスチック製品が溢れています。しかし、問題はそれらがゴミとして捨てられた後です。ポイ捨てや屋外に放置されたゴミが風にのって海に運ばれ、海洋汚染の原因となっています。

海の生物が食べ物と間違えてプラスチックゴミを食べてしまったり、浜辺に大量のゴミが打ち上げられたりなど、海やその周辺の環境に悪影響を与えています。

個人でもできるプラスチックゴミを減らす取り組み

海の底や海岸のレジ袋やペットボトルなどのゴミは、もともと私達の生活の中で使われ、捨てられたもの。減らすためには一人ひとりがゴミを減らす取り組みを確実にやっていくことが大切だと思います。

ここからは個人でもできる(私がやっている)プラスチックゴミを減らす取り組みについて紹介します。

エコバック(買い物袋)を持ち歩く

ドイツではずっと前からレジ袋が有料なので、エコバックを持って買い物に行くのは当たり前になっています。私は、A4ファイルが入るくらいの布袋を小さく折りたたみ、毎日バックの中に入れています。

多めの買い物をする時は大きめのバックを持っていくなど、買い物の量や内容に合わせて調整します。

ちょっとくらいのものは手で持つ

買ったものがエコバックに入らない時やエコバックを忘れてしまった時でも、レジ袋は買いません。ちょっとくらいのものは手で持ちます

ドイツのスーパーでは、商品を搬入するために使ったダンボールや紙箱が置いてあることもあります。買った商品をその箱に入れて、そのまま手で持って帰っている人も多くいますよ。

瓶・タッパーを使い回す

空き瓶やすでにあるプラスチックのタッパーを使いまわしています。パスタのソースやジャムのビンは洗って保存容器として使っています。塩、砂糖などの調味料や食べかけのお菓子やナッツ類もビンに。

わざわざ保存容器を買う手間やお金を節約できるのでおすすめです!

また、ドイツではケーキ屋さんにタッパーを持っていて「これに入れてください」と言っている人や、レストランで食べきれなかった料理をタッパーに入れて持って帰る(お店の人了解済み)人もいます。

ラップをなるべく使わない

我が家にもラップは一応ありますが、なるべく使いません。昔は炊いたお米を一食分ずつラップで包んでいましたが、今では1つの大きめのタッパーに入れて、毎回お茶碗に移して温めています。

食べ物をレンジで温める時は、ラップの代わりにタッパーのフタを乗せれば蒸気が逃げません。ラップの代わりにレンジで使うシリコン製のフタもあるみたいですが、さほど必要性を感じていないので買っていません。

掃除は重曹で

万能お掃除グッズ、重曹を使えば洗剤いらず。プラスチックゴミを出さない上にお金の節約にもなります。うちではトイレ用やお風呂用洗剤など、すでに買ってしまった洗剤があるので、それが使い終わったら重曹洗剤に切り替える予定です。

重曹は入浴剤としても使えます。私は乾燥肌でボディクリームが年中手放せないのですが、重曹入りのお風呂に入るようになって改善しました。入浴剤はプラスチックで包装されているものが多いので、重曹を使えばゴミの削減にもなりますね。

重曹以外で、まだ使ってないけど気になっているのが固形のシャンプー。プラスチックゴミを出さないし、旅行の時にも持ち運びしやすい。今使っているものがなくなれば(後半年くらいかかりそう…)試してみたいです。

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マイ箸・マイボトルを使う

マイ箸・マイボトルは鉄板のエコグッズ。スタバなどのコーヒーショップではマイボトルの持参割引などもあるので、持ち歩いてて損はないですね。

保温・保冷ができてフタがしっかり閉められるボトルだと、買ったコーヒーがこぼれたり冷めたりぬるくなったりすることもありません。

過剰包装を断る

自分から過剰包装を断る気持ちも大切です。プレゼント包装も、ちょっとおしゃれな紙バックに入れて手提げの部分をリボンで止めるだけで十分だと思うんです。ビジネスや目上の人などへの大切な贈り物ならそうもいかないかもしれませんが。

後は、雨の日にショップバックにつけてもらえるカバー、パン屋でパン一つひとつをビニールに入れてさらにそのパンを大きなビニールに入れるなど…エコバックを持ち歩けばそれらも必要なくなります。

ドイツでは、買ってすぐに食べるパンは袋にすら入れずそのまま受け取る人や自分でパン用の布袋を持ち歩いている人も。

私の周りにいる、日本に旅行したドイツ人の多くが「日本はプラスチックが多すぎる!」と言っています。何でも袋に入れる、包む文化はこれからの時代には合わないなぁと思います。

布ナプキン・月経カップを使う

女性の方は、毎月の生理用品を見直してみてはいかがでしょうか。市販されている紙の生理用品はプラスチックでパッケージされているだけでなく、使用済みのナプキンは大量のゴミになります。

私は「ゴミを捨てたり新しいナプキンを頻繁に買い足すのが面倒」という理由から数年前から布ナプキン、月経カップを使っています。肌に優しくてゴミも出ない布ナプキン・月経カップのおかげで、生理のストレスがかなり減りました

月経カップについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

月経カップとは?5年使ってる私がメリット・デメリット・使い方を紹介
「月経カップ」というものをご存知でしょうか。 日本ではまだあまり知名度がありませんが、欧米などでは広く普及している生理用品です。 紙ナプキンやタンポンのような使い捨てのものではなく、洗って何度でも使えるので経済的、という利点のほか、体に及ぼ...

どうせすぐ捨てるものはもらわない

ゴミを減らすための私の取り組みをいくつか紹介しましたが、プラスチックの商品を購入したり使ったりすること自体は、私は悪いと思っていません。

もったいないなぁと思うのは、どうせすぐ捨てるものをもらうことや使うこと

買ったものをスーパーから家に持ち帰るだけのレジ袋や飲み終わったら捨てられる飲料カップ、食べ物を温めるだけのラップ。

マグボトルやエコバックを持ち歩いたり、少しくらいの買い物は手で持つなどは、誰にでもすぐにできることです。やってみれば案外いいかも!って思うかもしれません。

とは言え、私もまだまだプラスチック消費者。シンプルな食材や商品を選んだり、もっと身近にできることからゴミを減らしていきたいと思います。

コメント

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  4. 森下由紀子 より:

    すごい

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